ハリウッドセレブの太っ腹ぶりは桁違いだ――。今週、米南部テキサス州を直撃し、死者30人以上を出した大型ハリケーン「ハービー」による被害者救済のため、人気俳優や歌手らが次々と大口寄付を発表している。

 米芸能サイト・TMZによると、米俳優レオナルド・ディカプリオ(42)は、自身が設立し、運営する環境保護財団を通じて100万ドル(約1億1000万円)を寄付。“ハリウッドの良心”と言われる米女優サンドラ・ブロック(53)もポンと同額を寄付した。

 米セレブ一家として人気リアリティー番組を持つキム・カーダシアン(36)らカーダシアン家も家族連名で50万ドル(約5500万円)を赤十字などに募金した。

 ほかにも米女優で歌手のジェニファー・ロペス(48)と恋人で元ヤンキースの主砲、アレックス・ロドリゲス(42)や、コメディアンのケヴィン・ハート(38)らが寄付。米プロアメフットリーグNFLの地元チーム、ヒューストン・テキサンズのJ・J・ワット選手(28)はスポーツ選手らに寄付を呼びかけ、多くの賛同者からすでに700万ドル(約7億7000万円)を超える寄付金が集まっている。

 また、テキサス州ヒューストン出身の歌手ビヨンセ(35)も故郷の早期復旧のための支援計画を進めていると発表。音楽業界からは他にも、マイリー・サイラス(24)が50万ドル(約5500万円)、ラッパーのドレイク(30)が20万ドル(約2200万円)をそれぞれ寄付。女性ラッパーのニッキー・ミナージュ(34)、R&B歌手クリス・ブラウン(28)らも被災者へのサポートを表明している。

 セレブたちが続々と名乗りを上げるなか、“募金合戦”で負けるわけにはいかない?とばかりに、人気リアリティー番組の司会を務めたこともあるドナルド・トランプ米大統領(71)も、レオ様と同額の100万ドルをポケットマネーから寄付するとホワイトハウス報道官が31日発表した。

 ハリケーン被災者救済のため、全米で募金が始まっているが、セレブたちの寄付金の大きさがメディアの注目を集めている。