テレ朝“中立路線”から一転「ジャニーズ再重用」の裏

2017年08月31日 11時00分

テレビ朝日の社屋

 テレビ朝日が、ジャニーズ事務所の少年隊・東山紀之(50)が初キャスターを務める新報道情報番組「サンデーLIVE!!」に続いて、10月期の深夜連続ドラマ「重要参考人探偵」にKis―My―Ft2の玉森裕太(27)を起用し、他局から「急にジャニーズ重用に偏りすぎ。節操がない」との声も聞かれる。

 このところドラマ「ドクターX」「相棒」などが好調なテレ朝は“親ジャニーズ”へのシフト変更したといわれている。

「フジテレビの低迷で、視聴率が悪いと戦犯にされるので誰もフジに出なくなったという状況のなか、好調のテレ朝は“タナボタ的に”キャスティングできるようになった。2年前に木村拓哉が『アイムホーム』でテレ朝の連続ドラマに初出演し、ドラマ部門はパイプができた。来年1月スタートの木村主演ドラマも内定してますからね。『去年の会長の発言は何だったのか』と変わり身の早さにあきれる声が出ていますよ」とはライバルのキー局関係者だ。

 昨年、SMAPの解散騒動で、木村だけがジャニーズに残り、他4人が事務所を出るとされた(当時)ことから、4人が芸能界で干されるとの懸念が広がっていた。そんな折、同年9月末、テレ朝の早河洋会長(73)の発言は注目を集めた。

「タレントやアーティストは視聴者の支持がなければ活躍できない。事務所が強ければ成功するというものではない」

「我々にすればプロダクションはいっぱいあるわけで、その中の優れた俳優を揃えて編成していく」

 キー局トップのジャニーズ事務所批判ともとれ、SMAPの“独立組擁護”、ジャニーズの圧力には屈しない発言と、一部では喝采ものだった。

「ところが、その舌の根も乾かぬうちに、今年の秋スタート予定だったフジテレビのドラマが消えた木村拓哉を急きょ、来年1月からの木曜ドラマに内定。さらには、ジャニーズの幹部候補生の東山紀之を10月からスタートする新報道情報番組『サンデーLIVE!!』で初キャスターに起用した」(芸能プロ関係者)

 加えて10月からの深夜連続ドラマ「重要参考人探偵」の主演にジャニーズの玉森、準主役に「NEWS」の小山慶一郎(33)を起用。一方で、9月にジャニーズを去る香取慎吾(40)のレギュラー番組「SmaSTATION!!」の同月末打ち切りを決定した。

 テレ朝のこの“変わり身”の裏に何があったのか。

「早河会長が暗にジャニーズを批判したことに、ジャニーズを仕切る藤島ジュリー景子副社長が激怒。一時はテレ朝の看板音楽番組『ミュージックステーション』から引き揚げるとこじれたんです。テレ朝側は関係を修復するために、香取の番組終了と、SMAP解散騒動でイメージダウンした木村の再売り出しと、東山のキャスター起用を了承したんです」(別の芸能プロ関係者)

 結局はトップの発言とは真逆の“ジャニーズ頼み”になったわけだが、テレ朝局内では当然ながら不安視する声も。

「いつの間にか、ジャニーズの軍門に下った感じ。東山の新番組や玉森の主演ドラマがコケたら、誰が責任を取るのか。制作サイドは戦々恐々としてますよ」(テレ朝関係者)

 果たしてテレ朝の変身に視聴者がついてくるか。