元AKB48で歌手の板野友美(26)が27日、都内で3冊目の写真集「release」の出版記念イベントに出席した。

 4月末にハワイで撮影し、南国の日差しの下、ビキニ姿で様々な表情を披露。7年ぶりとなる写真集について、板野は「集大成というか、私自身も一生残しておきたい写真集」と話した。

 この日はグループ卒業から丸4年。「あっという間でした」とも振り返った板野は、元AKBという肩書に「嫌だなとは思わない。うれしいです」ときっぱり。

 AKBは10月に渡辺麻友(23)が卒業する予定で、板野らが顔を揃えた“初代神セブン”は全てグループから離れる。

 板野は「ちょっと切ない気持ちもしますけど、これからは同じ仲間として切磋琢磨していけたら。現役メンバーのかがみになれるように、頑張っていきたい」と意気込んだ。

 卒業後の自身の一番の変化を問われると「10代はアイドルだったので、見られ方にこだわりが強かったんですけど、大人になって気持ちの部分で変わったなと思う。アイドルのイメージよりも格好いい女性でいたいという思いが大きかったけど、解き放たれたので」と赤裸々に明かした。

 出版関係者は「板野ら“初代神セブン”はAKB48が大ブレークした時期を過ごした。周りからチヤホヤされるし、寝る暇もなく過度のストレスで、神セブンだった篠田麻里子をはじめ、前田敦子、板野も周囲への態度がひどい時も多かった。ただ、卒業後は独り立ちの苦労も経験し、グループに守られていたことも自覚。みんな改心して、地道な努力を続けていますね」と指摘する。

 卒業後、篠田は雑誌のインタビューでブレーク当時のてんぐぶりを素直に明かし、反省している。ブレークしたタレントが陥りがちな“てんぐ病”だが、初代神セブンも例外ではなかったようだ。