ナゾだらけの強姦事件から1年…。強姦致傷容疑で逮捕されるも、被害女性との示談が成立し、不起訴処分となり釈放、その後芸能界から消えた2世俳優・高畑裕太(23)の近況をキャッチした。母親の女優・高畑淳子(62)は最近、事件について複雑な心境を吐露したが、当の裕太はインド滞在を経て、今年中に舞台で復帰するとの情報が浮上している。

 昨年8月23日、映画撮影で泊まっていたビジネスホテル(群馬県前橋市)の女性従業員をレイプしたとして、強姦致傷容疑で群馬県警に逮捕された高畑裕太。その3日後には母親の高畑淳子が謝罪会見したが、9月9日までに示談が成立し、前橋地検は裕太を不起訴とし、釈放した。

 高畑側が女性サイドに払った示談金は「1000万円」(事情通)ともいわれた。この手のケースで、示談までの経緯を双方が口外することはまずあり得ないため、事件の真相は結局ヤブの中。だが、裕太の代理人弁護士は、釈放時の声明で「脅迫や暴力を用いて女性が抵抗できない状態にして、無理やり性行為を行うタイプの事件ではない」と主張した。

 先月、母・淳子は主演舞台の記者会見で、事実でない報道が修正されないことに疑問を感じていること、また口外できないことを「毎晩2時間ぐらい“一人記者会見”をして」昇華させていることを明かした。

 当の裕太は事件後、所属事務所にマネジメント契約を解除され、釈放後は入院していたとされるが、その後どうしていたのか。芸能プロ関係者が声を潜める。

「2月ごろまで1人でインドへ行ってたと聞いてる。いったん帰国して、3月ごろまたインドへ“心の洗濯”に行ったらしい。そのころは髪の毛もだいぶ伸びてて、見た目も“インドっぽかった”ってよ(笑い)。なんでも、テレビでブレークして潤い始めたとき、裕太はお母さんに100万円あげたらしいんだけど、それを返してもらって旅費に充てたそうだ」

 今年春のうちには帰国し、自宅に引きこもってゲームやネットざんまい――と女性誌が報じた4月の目撃談もキャッチした。「都内某所で見かけました。見た目も雰囲気も、逮捕前と変わらずでしたが、気付かれることもなく、街を歩いてました。友達とメシを食った帰りだったみたいですね」とテレビ局関係者。

 先月下旬、都内の繁華街で見たというファンもこう語る。

「髪もヒゲも伸ばしっぱなしでボサボサというネット記事を春に見たけど、もう髪の毛は短くしてました。帽子をかぶったり変装したりもせずでしたが、私みたいなファンでもない限り『あれ、高畑裕太だよ』って言われなきゃ気付かないかも。それくらい、テレビに出てたころのイメージとは違って、ちょっとふっくらしたようにも見えました。“普通に生活できてるんだろうな”とちょっと安心しました」

 前出関係者が伝え聞いた話によると「裕太の本心はお母さんと同じ。反省しているそぶりはない」。最近は復帰のタイミングを見計らってか、舞台関係者との接点も持ち始めているという。

「三谷幸喜演出の舞台を見に、新国立劇場にお母さんと来ていたという女性誌報道がありましたが、先月下旬には友人が出演する舞台を観劇してました。今年中に下北沢の劇場で舞台復帰するプランもあるようです」と舞台関係者。復帰は近そうだ。