2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、パラスポーツを通じて、みんなが個性を発揮できる未来を目指して東京都が取り組むプロジェクト「TEAM BEYOND」のメンバーに、AKB48・チーム8が加入する。24日、東京五輪の主要な会場エリアとなるお台場で開催された「お台場 BEYOND フェス」で発表された。

 小池百合子東京都知事(65)からはお礼を兼ねたメッセージが届き、メンバーには「TEAM BEYOND」の証しであるユニホームも贈られた。

 チーム8の秋田県代表・谷川聖(16)は「2020年に向けて、私たちが何ができるかを考えて参加させていただきました」。メンバーはパラスポーツ選手を応援する新曲「生きることに熱狂を!」を披露。ファンから大声援を浴びた東京都代表・小栗有以(15)は「TEAM BEYONDの一員として、頑張りたい」と意気込んだ。

 全国47都道府県で開催されたオーディションにより、各都道府県代表で構成されるチーム8。「会いに行ける」がコンセプトのAKB本隊とは違い、「会いに行く」をコンセプトに全国各地で活動している。

 テレビ局関係者は「一時期の勢いがないといわれるAKBですが、チーム8はどんどん人気が上昇している。最も人気のある東京代表の小栗は、『前田敦子さん、大島優子さんを超えられるように!』とグループ黄金期を担ったセンター超えを誓っている。総選挙2位の渡辺麻友が年内に卒業し、グループの危機が叫ばれているが、小栗は救世主として期待も大きいですね」と指摘する。

 小栗は今年の総選挙で、51位と初ランクインを果たした。「東京代表だけに『東京五輪でAKB48グループを世界にアピールしたい』という野望も持っている」(同)

 前田、大島を超えるセンターに成長できるか。