藤井四段が夏休み最後の対局で完敗「タイトルには実力不足」

2017年08月24日 20時47分

破れた藤井四段

 将棋界最多の29連勝を達成した最年少プロ・藤井聡太四段(15)が24日、大阪市の関西将棋会館で指された第43期棋王戦挑戦者決定トーナメントで豊島将之八段(27)に破れた。

 藤井四段は、夏休み初戦となった上州YAMADA杯・三枚堂達也四段(24)との対局と、菅井竜也七段(25)との王将戦予選には敗れたものの、公式戦勝利数を38まで積み上げてきた。

 相手の豊島八段は名人戦順位戦で最上位のA級クラスに所属。公式戦ではないが、2人は5月に愛知県で行われた持ち時間5分の早指し戦で対戦しており、豊島八段が勝利していた。

 対局は藤井四段にとって、6月2日の澤田真吾六段(25)戦以来となる千日手が成立。昼食後に指し直しとなったが87手で破れ、夏休み最後の一戦でのリベンジはならならず。夏休みの公式戦対局成績を7勝3敗で終えた。

 公式戦でも藤井四段を破った豊島八段は「中盤の仕掛けのあとは、こちらが嫌だなと思うような手を続けられた。やっぱり強いなというのを感じました」と振り返った。

 一方、藤井四段は「実力の差、A級の壁の高さというのは改めて感じました」と完敗を認めた。中学生でのタイトル獲得もついえたが「まだまだタイトルには実力不足だと思うので、一歩一歩強くなっていきたいと思います」と前を向いた。

 藤井四段は9月2日、東京・将棋会館で行われる加古川青流戦で井出隼平四段(26)と対戦する。