トータルテンボス20周年「成人式は通過点」とさらなる飛躍誓う

2017年08月23日 16時08分

笑顔で会見を行ったトータルテンボス

 お笑いコンビ「トータルテンボス」(藤田憲右=41、大村朋宏=42)が23日、都内で行われた芸歴20周年記念「20個のいたずら」記者会見に出演した。2人はYouTubeチャンネル「SUSHI☆BOYS」で、いたずら動画を投稿し人気を得ている。この日は20周年にちなみ、大村が藤田にビリビリペンなど20のいたずらを仕掛けた。

 中でも傑作だったのが、コンビの20年を振り返るビデオとして流された映像だった。酒を飲み、酔っ払った藤田がシャワーを浴びた後、リビングでいびきをかいて寝ているところに、マジックを持った息子が現れ、体中に落書きしまくる。

 実は藤田の妻から入手した映像で、下半身は丸出し。藤田は「アウトだよ、竿が見えてる。皆さん、これ流しちゃダメですよ」と大慌てだった。

 芸人として“成人式”を迎えるまでに、幼なじみコンビには紆余曲折があった。デビュー3~4年のまだコント主体で活動していたころ、大村が「ここでやめるのも手だ」と引退をほのめかした。藤田は「世の中は金じゃない、ロマンだ。男なら勝負したい」と引き留め、1年限りとの約束で思いとどまった。

 その間に漫才に挑戦。2人ともその魅力にはまり、藤田は「漫才の楽しさに助けられてここまできた」と振り返る。思う存分笑いに打ち込むため、資金をためようとマグロ漁船に乗ることも検討したが、結局はそのままお笑いを続けたという。

 苦労の末、2007年に「M―1」準優勝。「敗者復活したサンドウィッチマンに優勝をかっさらわれた。彼らは個人事務所みたいな小さなプロダクションにいるので、給料もいいんじゃない? 今は年1億円は稼いでいる。同世代で独り勝ち。年々、スーツの素材がよくなっているから」と藤田は唇をかむ。

 続けて「ちゃんと食えるようになったのは8年目から。ダウンタウンになりたいと思って業界に入った。ゴールデンで冠と野望を持っていたが、今は地方、いやネットで冠かなくらいのところに落ち着いている。理想と夢のギャップはあるが、これからも頑張る」と胸の内を語った。

「SUSHI☆BOYS」では、PPAPのピコ太郎にあやかり、いたずらという言葉いらずの笑いで海外をターゲットにしている。大村は「海外にもウケると思ったが、実際はまだほとんどが国内からのアクセス。成人式は通過点なので、これからも精進したい」とさらなる飛躍を誓った。