北米大陸の山岳地帯や森林地帯で目撃される獣人型UMA、ビッグフット。

 そんなビッグフットの最近目撃されたケースの中には、正体が人間であった可能性が出てきたとして注目を集めている。だが、わざと着ぐるみ姿でカメラの前に姿を現す、いわゆるフェイク動画のパターンではない、特別な理由によるものであった。

 先日、民間のビッグフット研究チームのひとりがノースカロライナ州西部でビッグフットを目撃したと報告した。だが、その後に地元在住のシャーマン(祈とう師)であるガヴァイン・マックグレゴール氏から、目撃されたビッグフットは自分である可能性が高い、とする声が上がったのである。

 マックグレゴール氏は精霊に祈りを捧げるシャーマンの儀式を行う際、自然の力をより得るためにアライグマの毛皮でで作られたスーツを着用すると証言。写真を見ると全身毛皮の着ぐるみを着込んでいるため、ビッグフットのように見えてしまう姿となっている。

 なお、マックグレゴール氏もビッグフットの存在を信じており、また見たこともあると語っている。だが、一概に全てのビッグフット目撃証言が儀式中のマックグレゴール氏の誤認であるとは考えられないという。

 別の民間のビッグフット調査チームである「ビッグフット911」のメンバーは、森で目撃した生物は間違いなくマックグレゴール氏ではなかったと主張している。

 目撃証言によれば、この獣人は身長が8フィートあり、人間ではありえないスピードで森の中を動いていたとされている。また、このとき目撃者はライトに照らされた生物の顔を確認しており、黒くしわのある肌に滑らかな髪があったとも述べている。

 ビッグフットなど、未確認生物の目撃証言には確かに誤認されたケースも存在していただろう。しかし、やはり証言を精査していくと説明のつかないケースが出てくるのも確かなのである。

【関連動画】10 Real Bigfoot Sightings Caught on Tape
https://youtu.be/pZ9BslFqgU0

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS