元「光GENJI」の諸星和己(46)が放ったひと言が、芸能関係者の間で大きな波紋を呼んでいる。今月初めにイベントで「光GENJIのメンバー全員とLINEをしている」と明かした諸星は、グループ復活への“願望”をのぞかせた。元メンバーでジャニーズ事務所に残っているのは2人だけ。残り5人は事務所を辞めている。そんな現状だけに、実現へのハードルは相当高いが「仮に光GENJI復活が実現すれば、将来的にSMAP復活の“道しるべ”になるかもしれない」との声が出ている。

 今月5日に行われたイベント「オモロック2017 in 幕張ビーチ花火フェスタ」に出演した諸星。その場では「諸星和己 with 光GEININ」と「光GENJI」をもじった吉本の“光GEININ”とコラボし、「パラダイス銀河」などの名曲メドレーを熱唱し、イベントを盛り上げた。

 取材の場でも満面の笑みだったが、リポーターから本物の光GENJI復活について聞かれると、笑顔から一瞬で真面目な表情に戻った。復活については「いまのところはないですよ!」と否定したが「でも7人でLINEやってるんです。グループ名は『光GENJI』です」と意外な事実を明かした。

 当時のメンバーの仲についても「俺たちは悪かったからね」と明かす一方で「食事に行こうという話をしている。目的は赤坂(晃)の出所祝いだよ! これは言わなくていいのか!? すぐ余計なこと言っちゃうんだ、俺は…」と覚醒剤所持で2回逮捕されている赤坂をネタにしながら苦笑い。

 ステージで光GENJIの歌を披露したことにも「オレが1人で歌うのは難しい。グループの歌だからね」と、かつてのグループへの郷愁ものぞかせた。
 あるワイドショー関係者は「光GENJIが集まって食事に行こうと計画したこと自体が驚き。諸星さんの取材での対応からも、また再結成してステージをやりたいという意思がみえました」と指摘する。

 現在、ジャニーズに所属するのは内海光司(49)と佐藤アツヒロ(43)の2人だけで、残りの5人は退所している。ジャニーズ事務所に所属しているタレントと辞めた者が共演するなどということは、現段階では「ハードルが高く難しい」というのが業界内の“共通認識”だ。

 だが、あるテレビ局関係者は「昔は事務所を辞めたジャニーズタレントは、テレビに出られないという不文律のようなものはあったし、いまでも東京キー局では、局の上層部の“忖度”が働くことも少なくない。それでも、地方局ならば、辞めた後でも何ら問題なく出演できるし、キー局だってそのハードルは低くなりつつあります。光GENJIは昭和最後のスーパーアイドルグループで、いまだに熱狂的なファンも多い。テレビ局的にも視聴率が見込めるグループなので、ジャニーズのOKは必要でしょうが、単発ならば、まさかの復活劇があるかもしれない」と意外な予測をする。

 しかも、仮に光GENJI復活が実現するようならば、「将来、SMAP復活を呼び込むきっかけになる」と話すのはある音楽関係者だ。

「中居(正広)がジャニーズに残ることで、復活の道はわずかながら残った。いまは感情的なしこりが残っているかもしれないけれど、時がたてばお互いに許し合えるかもしれない。その時に『光GENJIも復活した』との前例があれば、SMAPの復活もスムーズになる。実現すればさすがジャニーズは器が大きい!って話になりますからね」(前出音楽関係者)

 諸星はSMAPへのコメントを求められ「いや、いや…」と言葉を濁したが、光GENJI、SMAPと両方のファンを喜ばせる“救世主”となれるか。