「血税を使って…許されない!」――。タレントの松居一代(60)が“不倫疑惑”の元「SPEED」で自民党・今井絵理子参院議員(33)に怒り爆発だ。夫で俳優の船越英一郎(57)との離婚調停・裁判を控える松居が21日、都内の自宅前で本紙の単独取材に応じた。「不倫は文化じゃない」と言い切る松居は、今井に怒りの一撃をカマすとやはりSPEEDメンバーの上原多香子(34)の騒動にも言及した。

 先月、船越との泥沼離婚騒動を展開した松居は今月2~17日の間、豪雨の被災地である福岡・朝倉市でボランティア活動に汗を流した。

 18日に同市を後にし、愛車のフィアットを駆って約1100キロの道のりを走破し、20日に帰宅。一夜明けた21日、麦わら帽子に白のTシャツ、ブルーのデニム姿で薄化粧した松居は「ちょこっとだけね」とにこやかに笑いながら本紙の単独取材に応じた。

 ボランティア活動では「チーム松居」を結成し「一番(被害が)大変なところに行こうと言って、毎日そういうところに行って(作業して)いたんです。還暦女ですけど、ちょこっとだけでもお役に立てたかなと思っています」と胸を張る。

 だが、このところ世間を騒がせていた芸能界、政界の“不倫疑惑”の話題になると表情は一気に変わった。

 中でもとりわけ険しい顔つきになったのは、橋本健神戸市議(37)との不倫疑惑が先月、週刊新潮で報道された今井氏の騒動だ。

「私たちの血税が(今井氏の)お給料にいっているわけじゃないですか。許されないですよ」と言い放つと「(不倫された相手は)どれだけ心が傷つくか。この元気な私が『死』まで考えたくらい苦しいことなわけですから」とまくし立てた。

 とはいうものの、今井議員が語った「一線は越えていない」発言について松居は、意外にも寛容な持論を展開した。

「『一線を越えた』というのは“男女の仲”でしょうね。1回は間違いがあるかも分からないけど、複数回になった時、それは『一線を越えた』と思います。1回だったら妻はどこかで許せるかも分かりません。しかし、それが何十回、何百回になったら、死のうかなと思うくらいツラいことです」

 船越に関しては“一線を越えた”回数を「何百回じゃないですか」と苦笑いしながら、強烈なダメ出しだ。

 また、SPEEDで今井議員と活動をともにした上原の話題になると、松居はまたまた表情を変えた。上原は2014年ごろに、俳優の阿部力(35)と不倫関係に陥り、上原の夫で「ET―KING」のTENNさん(享年35)が自死した一因を作ったと今月に女性セブンで報じられた。

「(上原の)旦那さんが亡くなったじゃないですか。それくらい苦しいこと。(不倫を)していらっしゃる方は、ルンルン(気分)でいいかも分からない。でも、それを受け止めた相手は、ボロボロになります」

 一方で、週刊文春にモデルの小山ひかる(26)や30代のライターとの二股不倫疑惑を伝えられた「雨上がり決死隊」宮迫博之(47)には、手厳しいジャッジを下した。

「何回もやっていらっしゃるでしょ? 懲りないのね。そういう人は、そういうものなんじゃない?『ごめんなさい』と言っても心から思っていらっしゃらないんですよ」と不倫の“常習性”を分析して糾弾した。

 確かに、熱闘甲子園風に言うならば「6年ぶり3度目」の不倫疑惑報道された宮迫だけに、松居にあきれられるのもやむを得ないか。

「不倫は文化なんかじゃありません!!」と主張する松居は、船越が10年に作家の大宮エリー氏(41)と不倫していたと先月、ユーチューブで告発。大宮氏は、その疑惑を完全否定したが…。

「(大宮氏は)事実無根とおっしゃっているじゃないですか。何を言っているんだということで、もう一度彼女と戦わないといけません。訴えるということです。私を傷つけたじゃないですか。彼女を訴える方向で進めます。近々にやりますよ」と松居は豪語した。

 不倫疑惑には「時効」と言って“不問”にしつつ、それを完全否定され精神的苦痛を味わったとして、東京地裁に民事提訴するという。

 最後に「これからもウソをつかないで、ちゃんと前を向いて今まで以上に『最強』でがんばろうと思っています」と力強く宣言した。