「SPEED」の上原多香子(34)が18日、舞台「のど自慢~上を向いて歩こう~」の名古屋公演千秋楽に出演。3年前に夫のミュージシャン・TENNさん(享年35)が自死した背景に、上原と既婚のイケメン俳優・阿部力(35)とのダブル不倫疑惑があったと報じられていたが、12日の公演初日と同様、この日も真相は語られなかった。騒動沈静化のため無期限休養もあり得る上原だが、芸能関係者からは「今後も芸能活動を続けるなら、一刻も早く説明すべき」との声が上がっている。

 この日、上原は東京、神戸、名古屋と公演が続いた舞台「のど自慢――」の千秋楽のステージに登場。ピンク・レディーの名曲「UFO」や坂本九さんの世界的名曲「上を向いて歩こう」を披露した。

 エンディングでは共演した生島ヒロシ(66)から「歌に踊りに素晴らしかった。上原多香子ちゃん!」と紹介されて、背筋をピンと伸ばして客席に深々と一礼。さらに3度目のカーテンコールでは、主演の森昌子(58)に促され「3か月間、毎日舞台に立てて幸せでした。みなさん、本当にありがとうございました」と、セリフ以外で初めて声を発した。

 舞台終了後、報道陣とやじ馬を含めて50人以上が上原の声を聞こうと駐車場出口に集結。しかし、上原は人目につかないようにひっそりと劇場を後にした。

 この名古屋公演終了後に無期限休養に入るとの見方も根強く残るが、上原に近い関係者は「無期限休養するとは言ってません。もちろん、スキャンダルが報じられたことによる謹慎もありません」と否定。つまり、今後も芸能活動を続けていく意思はあると見ていいだろう。

 ただ、芸能関係者は「このまま無言を貫いて逃げ切るのは絶対にムリ。仮に騒動の沈静化を狙って無期限休養しても、復帰するときに必ず蒸し返される。芸能活動を続けるつもりなら、早期に記者会見して説明すべきだ」と声を上げる。

 というのも、いまでは不倫に対する世間の目は厳しく、このまま何の説明もしないで許してもらえるわけがないからだ。ましてや、今回は上原のダブル不倫疑惑が夫の自死に関連していると報じられただけに、世間の注目はこれまでの不倫スキャンダル以上に注目が集まっている。本人の口から何らかの説得力ある言葉が語られない限り、幕引きすることは難しい。

「謎なのは、どうして上原がひと言も話さないのかということ。報道が事実なら自らの非を認めて謝罪するべきだし、誤報なら説得力ある言葉で完全否定すべき。そのどちらもしない、もしくはできないところに問題の根深さを感じるが…」(前出の芸能関係者)

 ここのところ相次ぐ芸能人の不倫スキャンダルでは、その対応がその後の“運命”を決めると言っていい。上原のようにだんまりを決め込むのは論外だが、会見を行ったとしても、のちにウソが発覚した場合は痛いしっぺ返しを食らうのは、昨年のベッキー(33)による“ゲス不倫”騒動が証明している。

 前出の芸能関係者も「三遊亭円楽や石井竜也、渡辺謙のように認めるべきは認めて謝罪すれば、釈明の内容によっては案外、後には引かない可能性もある」というだけに、上原も一刻も早く報道陣の前で説明する機会を設けた方がよさそうだ。