北野監督「アウトレイジ 最終章」公開前から大人気

2017年08月18日 14時56分

北野武監督

 本紙客員編集長を務める北野武監督(70)の最新作「アウトレイジ 最終章」が、10月7日に公開される。現在はマスコミ向けの試写が行われているが、これが最近では異例の“異常人気”になっている。

 北野監督にとって18作目となる同作品は「アウトレイジ」(2010年)、「アウトレイジ ビヨンド」(12年)に続く“アウトレイジ3部作”の最終章。日韓を牛耳る国際的フィクサー率いる「張グループ」と関西の巨大暴力団組織「花菱会」、さらに関東の「山王会」と警察が入り乱れる“全員暴走”の全面戦争へと突入。ビートたけし演じる大友が、全ての因縁に決着をつけるべく日本へと戻り、暴走劇を繰り広げる。シリーズ史上最大級の究極の抗争劇だ。

 最終章では前作に続いて西田敏行、塩見三省、名高達男、松重豊、白竜らが出演。さらに新キャストに大森南朋、ピエール瀧、大杉漣らが起用された。イタリアで開催される「第74回ベネチア国際映画祭」(8月30日~9月9日)では、クロージング作品として上映されることも決定。北野監督も現地を訪れることが決まっている。

 早くも多くの話題をふりまいている同作品のマスコミ試写は、6月下旬から9月下旬まで、全部で16回開催される。実際に試写を見たという映画ライターは「試写は配給会社の試写室で行われる。結構広い場所で客席は60席くらいあるが、私が行った時は満席で、入れない人のためにイスを用意していたほど。マスコミ試写でこれほど盛況だったのは、最近はほとんど記憶にない」と明かす。

 あまりにも満席が続くため、こんなハプニングもあった。北野監督の弟子であるお笑い芸人・やくみつゆは「僕らも見たかったのですが、試写が毎回、あまりにいっぱいなので、我々のような弟子など身内は『マスコミ試写を見るのは遠慮するように』というお達しがきた。まずは記者やライターの方を優先するように、ということのようです」と明かす。

 結局、弟子など身内の関係者のために、予定されていなかった試写をわざわざ1日だけ用意したという。「マスコミ試写が満席になることはそんなに多くはない。身内の関係者のために別の試写を設けるなんて、ホントに異例のことでしょうね」(前出のライター)

 この「アウトレイジ 最終章」について北野監督は、本紙でおなじみのの「世相斬り」で「アウトレイジ3部作の最終章だけど、パート1とパート2を見たヤツは絶対見ると思うから、興行収入もそれなりに期待してる」と話したが、公開前からの人気ぶりを見る限り、それなりどころか空前のヒットも期待できそうだ。