テイラー・スウィフト セクハラ裁判“連勝”賠償金1ドルに歓喜

2017年08月17日 11時00分

勝訴したテイラー(ロイター)

 米国・コロラド州デンバーで開かれていた米歌手テイラー・スウィフト(27)のセクハラ被害裁判は14日(日本時間15日未明)、陪審員が、元ラジオDJによるわいせつ行為があったとして、賠償金1ドル(約110円)を求めたテイラーの主張を全面的に認める評決を下した。陪審員はまた、元DJデービッド・ミューラー氏(55)がテイラーによる事実無根のセクハラ主張でラジオ局から解雇されたとして、300万ドル(約3億3000万円)を求めた訴えを先週に退けていた。

 評決が言い渡された瞬間、出廷していたテイラーは母親をギュッと抱き締め、勝訴の喜びを分かち合った。

 14日の結審、評決を控え、10日に行われた弁論でテイラー自身が証言台に立った。そこでテイラーは、2013年に行われたデンバー公演後、楽屋を訪れたミューラー氏と一緒に記念撮影し、その際、同氏に後ろから尻をもまれたと証言。「あれは、確実に“つかむ”という行為。すごく長い間、つかんでいました」と主張した。

 陪審員は女性6人に、男性2人で構成されていた。

 完全勝訴したこの日、テイラーは「裁判長と陪審員の皆さまの慎重な判断に感謝し、私のために闘ってくれた弁護団や、泣き寝入りを強いられたセクハラ被害者、そしてこの4年間の苦痛や2年間の訴訟を支援してくれた方々へも謝意を表明したい」とする声明を発表した。

 この裁判は、もともとミューラー氏が「テイラーによって痴漢の犯人に仕立て上げられ、ラジオ局から解雇された」として15年、テイラーを訴えたことが始まり。その直後に、テイラーは同氏を逆提訴。裁判は2つの訴訟を同時に審理していた。

 ミューラー氏の主張はこうだ。テイラーと一緒に記念写真を撮った後、楽屋近くでバッタリ出くわしたラジオ局の上司が、自分がテイラーと記念撮影をした際に、「手を後ろに回して尻をなで回した」と自慢げに話したという。

 すると今度はテイラーのボディーガードがやってきて「テイラーにわいせつ行為をしたのはお前だな!」と決めつけられ、会場から追い出された揚げ句、後日、ラジオ局から解雇されたというのだ。同氏はわいせつ行為を否定。

「自分は痴漢行為をしていない。テイラー側の偽りの証言で仕事を失った」として賠償を求めていた。

 これに対し、テイラーはミューラー氏からセクハラ行為を受けたとして同氏を訴えていた。