中尾ミエ 高齢者ミュージカルにやる気満々「誰かいなくなるまで続けたい」

2017年08月15日 18時01分

左からモト冬樹、中尾ミエ、尾藤イサオ、正司花江

 歌手・中尾ミエ(71)が15日、都内で行われたミュージカル「ザ・デイサービス・ショウ」(24~29日、東京・明治座)の公開舞台稽古に出席した。

 中尾扮するかつての大スターが、デイサービスで目標もなく過ごす高齢者たちとロックバンドを結成するというオリジナルコメディー。企画した中尾は「ご覧のように高齢者ばかりのミュージカル。3年前に初演し、それぞれ無理のない等身大の役をやっている。できれば誰かいなくなるまで続けたい。皆元気なので、どこまで続けられるか」とやる気満々だ。

 モト冬樹(66)が「ほかの現場だと一番年上だけど、この現場では一番年下。皆さん年々パワーアップして驚く」と漏らすように、一番元気なのは最年長の正司花江(81)だ。「家でじっとしとんのが一番かなわん。ミュージカルはセリフ、ギターと覚えることがたくさんある。刺激があって楽しい。35年ぶりにギターを弾いたら、指がこむら返りになってもうた」とまくし立てた。

 かつて「かしまし娘」でギターを担当していただけに、〝本職〟の「ビジーフォー」冬樹に対抗心を燃やし「ウチより年下なのに悔しい。あなたが生まれた時、ウチはもうギター弾いてたんやで」と言い放つ。

 さらには「冬樹さんはまじめで神経質な方なので、ちょっと間違えたらニラまれる」とグチると「三味線は名取になったが、コード覚えなあかんからエレキギターの方が難しい。間違うたらすぐわかるし。『電気入れんといて』と言っても電源入れられる」と訴えた。

 こうなると、もう独壇場だ。「家で練習して稽古で音を合わせても合わない。おかしいなと思うたら違う譜面を見てた。しっちゃかめっちゃかなの、私」と笑いを誘うと「実は以前、明治座で電子レンジを使って火事を起こしかけた。二度と呼ばれんかと思うたけど、また明治座でできてうれしい」と昔の不祥事まで暴露してしまった。

 中尾は「正司さんはすごい努力家。エレベーターを使わず、地方公演では朝早くから散歩して準備している」と絶賛。「新しいことを始めるのに年齢は関係ない。生きがいになる」と語った。

 ここで中尾も「これだけ皆が元気だと、誰が最初に逝くかトトカルチョしようか」と悪ノリすると、冬樹も「お客さんは皆、お年よりなんで、見ても内容をすぐ忘れちゃう。何回でも再演できる」とジョークで盛り上げた。