かつて「7オクターブの歌姫」ともてはやされたマライア・キャリー(47)が、激太りして世界中の笑い者になっている。交際相手の有無によって大変化するマライアの“わがままボディー”は、実は15年前に来日し、大パニックになったころから健在だった。関係者が今だから話せる秘話を明かした。

 現在のマライアは“和製ビヨンセ”ことお笑い芸人の渡辺直美(29=157センチ、体重100キロ超)と見まがう、いやそれ以上のボリュームだ。170センチ超の身長に対し、現在の体重は120キロ超と推測する米ゴシップ誌もあるほど。「ハイヒールで歩けず、舞台裏の移動は車椅子」「数十歩も歩けずいつも誰かに支えてもらってる」など、散々な書かれようだ。

 激太りがメディアやSNSで拡散するきっかけになったのは、先月半ば米ラスベガスで行われたライブの映像や写真。

 マライアはスパンコールをちりばめたスケスケ、ハイレグのレオタード姿で、恥ずかしげもなく豊満すぎるボディーラインを露出。ステージに登場する際、バックダンサーが運ぶソファベッドの上で寝そべるその姿は、日本だと海獣トドのようだが、米国人が例えると「クジラ」だとか。

 マライアの“わがままボディー”は今に始まった話ではない。これまでも男ができて痩せたり、別れて太ったりを繰り返してきた。低迷期の2002年に来日したときもこんなエピソードがあったという。

「PV撮影で東京に来たんですが、いざ衣装合わせの段階で、あらかじめ聞いていたサイズよりウエストが太くなっていて、用意していた衣装が入らなかったんです。だから急きょ、ウエスト部分をカットして布を付け足したりと、それはもう大変でした」(関係者)
“事件”は、衣装トラブルだけではなかった。

「当初は新宿駅の東南口にあるファッションビル『フラッグス』前の広場でゲリラ撮影する予定だったんですが、マライアがそれを予告してしまった。そのため、ファンややじ馬が大集結してしまい、とても撮影できる状況じゃなくなった。すると、今度は『渋谷ハチ公前のスクランブル交差点で撮りたい』と言い出し、新宿の件で責任者が警察に呼ばれてる間隙を突いて、みんなで渋谷に移動し、撮影を決行したんです」と同関係者。

 当然、現場は大パニック。信号が赤になってもマライアは交差点を闊歩し、責任者が警察に呼ばれ、大目玉を食らった騒動は大々的に報じられたがマライア本人はどこ吹く風だった。

「マライアは『エビアン(ミネラルウオーター)のお風呂に入りたい』とか、あり得ない要求ばかりで、何様気取りでした。もうあんな撮影はコリゴリ」と関係者。

 そんなぜいたくざんまいのセレブ歌姫ライフを送ってきた成れの果てがこの体形。おデブタレントとして路線変更したほうがよさそう!?