平日朝の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)のMCを9月末をもって降板する女優の菊川怜(39)が10日、「9月いっぱいで『とくダネ!』を卒業することになりました」と同番組で生報告した。菊川の降板は9日にフジテレビから発表されていた。

 終了直前、メーンMCの小倉智昭(70)に「逃げ出すんですか?」と突っ込まれた菊川は「ちょっと、ちょっと。そんなことないんですけど」と笑顔で返し、「振り返ると5年3か月だったんですけれど、その時間を『とくダネ!』と一緒に過ごさせていただきました。30代を振り返っても『とくダネ!』が私の基盤にありました。寂しくもあるのですけれど、また新たなスタートラインに立つつもりで、今後もいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います」と続けた。

 2012年7月、現在フリーの中野美奈子アナウンサー(37)に代わる形で登場した菊川。「5年3か月で(今日の)卒業メッセージが一番うまく伝えられた」と再び突っ込んだ小倉は「正直言って、怜ちゃんが初めて来た時、どうしようかなと思った」と明かした。

 小倉は当時、東大卒の菊川について「頭のいい人だということは分かっていたけれど、一緒に司会をやって、どういうふうにイジっていけばいいのか」と考えていたという。そんな回顧談に菊川は「イジられた記憶がありますけど」。だが、小倉は「最後に気がつくと自分がイジられていて、情けない状況で…」と振り返り、菊川は「作戦通りでした」と話して掛け合いを演じた。

 小倉は「まだ終わったわけじゃないし、9月いっぱいありますから、最後まで頑張って、私をギャフンと言わせてください」。この“挑発”に菊川は「最後のギャフンをね、これを一番ね、頑張りますよ」と余裕を浮かべて応じた。さらに小倉が「結構ね、したたかな人だというのは分かってきていますから」と菊川の素顔を“暴露”すると、菊川は「ちょっと時間がかかりましたね、分かるまで」と逆襲の突っ込み。「もうすぐゴールですけれど」(小倉)という残り1か月半余り、両者の“舌戦”を予想させる卒業発表トークとなった。