安倍政権を揺るがす加計学園問題で、獣医学部と獣医にモノ申す現役美人獣医が8日に歌手デビューした。

 都内の病院にフリーの獣医として平均週5日間、勤務するDr.kana(ドクター・カナ=年齢非公表)。麻布大学獣医学部獣医学科を卒業後、北海道の動物病院で外科部長を務めたほどの腕前ながら、歌手を目指すために上京し、フリーランスの道を選んだ、獣医界の“ドクターX”だ。

「骨折整復、膝蓋骨脱臼整復術などの整形外科、横隔膜ヘルニア、胆のう摘出など難しい手術を手がけてきた。これまで約1500件の手術をこなし、腕は一流で今も多くのクライアントを抱えながら、二足のわらじで音楽活動を続けている」(音楽関係者)

 6月に結成したハードロックバンド「ジグヘッド バンシーズ」のボーカリストとして、8日からシングル「Veterinarian~獣医の調べ~」を配信スタートさせ、来年2月22日にCDデビューする予定だ。

「Veterinarian(ベタリナリアン)は英語で、意味は『獣医』。獣医がどのような気持ちで治療に向き合っているのか、私が経験した実話を基に歌詞を書きました」(Dr.kana)。

 セクシーなミニスカ白衣姿は視覚的にも注目度満点で、エロチックに獣医の過酷な現実を歌に乗せて伝えている。

 加計学園の獣医学部新設問題で安倍首相に逆風が吹いているが、Dr.kanaは「安倍首相が新設について岩盤規制を打ち破るといっても、大学の学部を一つ増やしても意味がない。現場で働く獣医の労働環境、待遇を改善させないと。大学を作ればいいという問題じゃない」とばっさり。

 先月30日に放送された読売テレビ「そこまで言って委員会」に論客として出演し、獣医学部新設問題を激論、幅広い活動を見せている。