シンガー・ソングライターのMACO(26)が6日、都内で初のフォトエッセー「タイムマシンができたなら。」の発売記念サイン会を行った。

 米歌姫アリアナ・グランデ(24)の初来日公演(2104年1月)でオープニングアクトを務めたMACO。2017年5月17日発売の3枚目シングル「恋するヒトミ」が、ジョンソン・エンド・ジョンソンのコンタクトレンズ「ACUVUE(アキュビュー)」のキャンペーン曲となるなど、10~20代の男女から圧倒的な支持を集めている。

「タイムマシンができたなら。」の撮影は5月中旬、故郷の北海道・函館市の八幡坂や、赤レンガ倉庫街などの観光地で行われた。お気に入りの写真は「朝市でカニを食べている写真」で「多幸感があふれている」。また「柔らかな表情の写真は、もう撮影が終わるなぁって考えていました」と冗談を飛ばし、かわいらしく笑った。

「本作りに1年半以上かけた」といい、その期間は「自分の中にある(両親への)後悔とかがあって、家族愛が出てきた。もしタイムマシンができたなら、今ではなく、昔の両親にありがとうって言いたくなったという妄想があった」と自身や家族を見つめ直す機会にもなった。

 一方で「両親が昔出会ったころに行って、あなたたちの未来の子供ですと言って驚かせたい」と発言し、「夢見がちなんです」と笑った。

 10か月近くかけて書き上げた2万字におよぶエッセーでは、自身の恋愛や家族への思いをつづっている。「自分の言ったことのニュアンスが文章になるのはちょっと恥ずかしかった。歌手とは違う感覚」。出来栄えについては「89点。足りない11点は未熟さが出ました」と話した。

 今後の目標は「47都道府県を回ってアリーナツアーをやりたい。もっと(年齢が)上の人たちにも私の曲を広めたい」と意気込んだ。