“ベッキーの教訓”は無視か!?「週刊文春」でダブル不倫疑惑を報じられた女優・斉藤由貴(50)が3日夜、“釈明会見”を開き、妻子ある50代医師と男女の関係であることは否定したが、シドロモドロの説明も多く、にわかに信じられない印象を与えた。来週には「文春」が第2弾を準備しているという情報もあり、このままでは「ベッキーの二の舞い」になり、さらなるピンチを招くとの声も出ている。斉藤がもしも会見で「言い逃れ」をしていたとしたら――。

 ベテラン女優が、まるで初めて学芸会に出て緊張する小学生のように、声が上ずっていた。不倫疑惑を必死に否定し、説明しようとしていたのだが、ハッキリ言って、その場にいた誰もが不自然極まりないと思うほどシドロモドロだった。

 まずは50代医師との関係について斉藤は「家族がみんなお世話になっているお医者さんです」と断言したが、「文春」には2人で映画を見た後、お互いの指を絡ませて手をつなぐ“恋人つなぎ”をしている瞬間をバッチリ撮られている。

 斉藤は「階段を下りる時に足元がおぼつかないというか、そういう時に支えてくれる、そういう方なので」「私の中であんなふうにつかんだのかなって、実は記憶がなくて。すごく一瞬のことだと思います。一瞬手が出て何となく握ってしまって、すぐに離して」などと説明。

 その一方で「一瞬、何となく甘えたくなってしまうというか」「好意はあるから、手を出された時につなぐことがあるんだと思います」とも話しており、とてもただの医師と患者の関係ではないことが読み取れる。

 また、斉藤が個人事務所として自宅とは別に借りているマンションを、医師が頻繁に訪れている模様も「文春」で報じられた。斉藤は往診と主張し、ダイエットや美容の面で「私にとってはアドバイザーであり、指導してくれる人。子供のことも相談できる、そういう人です」。

 さらに芸能界には門外漢の医師を「(斉藤が女優の仕事をする上で)陰の大黒柱と言うか、立役者と言うか」とまで表現。不倫は否定しつつも、夫婦関係が破綻する可能性を問われると「記事を読んで、主人がそう思うのならしょうがない」と微妙な表現で答えた。

「一線は越えたか?」という質問には「そういうことではないです。そういうことを聞かれるのが…」と不満顔で、スタッフに連れられ退場した。

 一連の説明で世間を納得させられたかは大いに疑問が残るとはいえ、ひとまず会見を開いてダブル不倫を否定したことをもって一件落着としたいのだろう。だが、そうは問屋が卸さない。

「会見での説明を覆すような第2弾記事を、文春が用意しているという話です。このままだとベッキーの二の舞いとなってしまいますよ」と芸能プロ関係者。

 昨年「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(28)との不倫を「文春」に報じられたベッキーはすぐに会見を開き、完全否定。しかし、翌週に「文春」に動かぬ証拠を突きつけられ、大バッシングを浴び、芸能活動休止に追い込まれた。

「ベッキーは不倫したこと以上に、会見でうそをついたことが決定打となってしまった。斉藤も同様のパターンになってしまう可能性が十分にある。そうなったら今後の仕事、特にCM関係は難しくなるだろう」と広告代理店関係者。

 ベッキー騒動が教訓となり、例えば先月の渡辺謙(57)の不倫謝罪会見のように、会見では認める部分は認めて素直に謝るというのがトレンドだ。なのに、斉藤は教訓を無視し、手つなぎ写真を押さえられているにもかかわらず、文春報道を否定することにした形だ。

 五十路のいい大人である斉藤は、不倫騒動の経験者でもあり、夫も子供もいるダブル不倫疑惑。独身のベッキーの騒動と比べても同情すべき要素は皆無だ。

「文春」を敵に回し、後に大きな代償を払わされることになれば、芸能人としての自殺行為にも等しい会見となってしまうが…。