砂浜を埋め尽くす!?海岸に流れ着いた謎の黄色い物体

2017年07月26日 10時30分

 7月半ば、フランス北部の海岸に何百もの黄色いふわふわした物体が流れついた。

 海岸を汚染から保護する非営利団体「Sea-Mer Association」によると、この黄色い物体は英国海岸の海岸線の数マイルに沿って発見されている。 スポンジのように柔らかく、「非常においしくないバタースコッチムース」のようなものだという感想が出ている。

 今のところ、誰も謎の物質の正体が何であるか正確には分かっていないが、一瞬のパラフィン蝋である可能性が高いとされている。この物体はもろく、脂っこいが、黄色ポリウレタンボールのように見えるという。そこからボートなどに用いられている熱いグリスが、海水で冷やされて変形したものではないかとする説も存在している。

 同様の物体は他の地域でも確認されたことがあり、5月にはワックス状の黄色の塊が英ノースヨークシャー州の浜辺に漂着したとBBCが報じた。また、2014年にドイツの浜辺に漂着した際に提出された調査報告書によると、バルト海など欧州の北の海でも同様のパラフィンワックスで広範囲に汚染されていることが判明したという。しかし、この物質はパラフィンのように太陽の光りでは溶けない。

 パラフィン蝋は、典型的には炭化水素の長い鎖からなり、断熱、潤滑、腐食保護、化粧品およびろうそくに使用される。パラフィンはタンカー船で大量に輸送されることが多いが、水に落ちた際は浮力を保って長い距離を漂流し、砂やその他の汚染物質と混ざり合って塊状になるとされている。この物体が漂着した付近の海域は普段から海洋輸送で船が頻繁に行き来するところでもあるため、何らかの物体が輸送の際にこぼれ落ちた結果生じたものではないかと推測されている。

 この物体のサンプルはCEDRE(水質汚染に関する研究実験センター)に送られており、1週間以内に結果が得られるはずだと「La Voix du Nord」が報告した。しかし、シーメール協会のジョナサン・ヘニカート会長は、現地のフランスのTVニュースチャンネルに、物体の材質が人体に安全であるかどうかがまだ不明であるため、念のため触れてはならないと語っている。

【動画】Mysterious, Gross Yellow Fluff Balls Wash Up on French Shores
https://youtu.be/3lbcBlGKbFE

 

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS