日本初!大学でアイドルを養成

2013年01月12日 11時00分

“アイドル学”を学ぶ学生で結成されたユニット「晴風」

 いまや東京だけでなく、各地域にたくさんの地元アイドルがあふれ返るアイドル戦国時代。そんな世の中の流れを受け、ついに大学がアイドル界に殴り込みをかけた。福岡市の西日本短期大学では日本初の“アイドル養成学科”こと「メディアプロモーション学科」を設置し、大きな話題を呼んでいる。“アイドル学”を身につけられる大学とは一体どんなところなのか。

 教室に入ると、中央に作られていたのはモデルがさっそう歩くあのランウェイ。机や椅子はなく、窓は暗幕で覆われている。壇上ではおしゃれな衣装を着た3人のスレンダー美女が「年下の男の子」を熱唱しているところだった。普通の大学では考えられない光景だ。

 少子化による大学余りが指摘される昨今だが、世の中はアイドルブーム真っただ中。アイドルを目指す女の子も急増中だ。そこで設置されたのが「メディアプロモーション学科」。長年、政治学を教えてきた学科長の牛嶋徳太朗教授は「この“アイドル養成講座”も僕にとっては政治学。ジャーナリズム論を拡大したようなもの」と分析。20年前から構想があり、それを現代のアイドルブームの中で形にしたのもが同学科というわけだ。「最近はメディアからの取材も多く。来年はさらに入学希望者が増えるはず」と胸を張る。

 同学科に所属するのはアイドルだけでなく、女優やアナウンサー、声優を目指す学生たちで女子限定。授業は「メイク」「ボイス・トレーニング」「女優論」「オーディション対策」「宣材制作実習」など、芸能界を目指すのに欠かせない実務科目が並び、講師には徳永玲子(KBC『アサデス。』)、西川友紀子(FBS『めんたいワイド』)ら九州のテレビ、ラジオでおなじみのタレントが顔を揃える。

 しかし、そうはいってもあくまで大学。もし夢破れてアイドルになれなくても、大学で受けた一般講義や「短大卒」の学歴を就職に生かせるというわけだ。

 開講は2011年4月で、現在は1年生2人と2年生12人が学ぶ。今春卒業を控える2年生には、芸能事務所への所属が決まっている生徒もいる。「将来的には東京や沖縄からも入学希望者が集まるようにしたい」という牛嶋教授はメディアへの出演ルート開拓も視野に入れ「芸能界への安全なルートを作り、学科が信用ある一つのプロダクションになれればいい」と志は高い。

“アイドル学”を学んだ1期生が、間もなく芸能界へ向けて踏み出す。

 

学業と両立できるアイドル養成大学