“浪速のエリカ様”上西議員「サッカー暴言」の裏

2017年07月19日 11時00分

発言の撤回やサポーターへの謝罪は考えていないという上西氏

“浪速のエリカ様”こと上西小百合衆院議員(34)が、サッカーファンを中傷してまたも大炎上している。15日に行われたJ1浦和―ドイツ1部ドルトムントの試合後、敗れたレッズに批判的なコメントをツイートし着火すると、その後も刺激的なつぶやきでサポーターに畳み掛けた。当然、サッカーファンからは非難が殺到し、殺害予告まで出た。なぜそうなると分かっているのにやってしまうのか? その裏には上西流の政治信念と、アノ人の“失言”があった――。

「政界の炎上クイーン」の実力はだてではない。

 発端は15日に行われた浦和とドルトムントの親善試合だ。2―3で逆転負けを喫した浦和に対し、上西氏が「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」とツイート。これに激怒したサポーターから罵詈雑言が届くと、同氏は「なんかブーブー言ってる」と不満を口にし、次のようにつぶやいた。

「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」

 まさに「それを言っちゃあおしまいよ」的な内容で、しかも議員らしからぬオラオラ口調。アグレッシブなことで知られるレッズサポーターの怒りを増幅させたことは言うまでもなく、上西氏のツイッターには殺害予告も届いた。

 炎上ツイートを見かねたJ2岐阜のGK高木義成(38)から諭されても上西氏は「少しは骨のある選手がいるんですね。見直しました。ただ直接言って下さいね。男なんだから」とお構いなし。サポーターから「じゃあ、骨のある浦和サポーターがあなたに直接意見言える場を作って!」とツイートされ「浦和で街頭演説でもしましょうか」「よし、やろう。今決めた」と応戦するなど、全面戦争の様相を呈している。

 現在も同氏のツイッターは大荒れ。17日夜には話題を変える狙いがあるのか、二重国籍問題で会見予定の民進党・蓮舫代表(49)より先に自らの戸籍謄本を開示したが、それも新たな批判の呼び水にしかならなかった。

 それにしても、なぜ上西氏はいつもイケイケなのか?

 彼女をよく知る関係者によると、上西氏のモットーは(1)言いたいことを言う(2)言えないことも言う(3)言う必要のないことも言う、だそうで、今回は完全に(3)のケースが当てハマるという。ただし、本心であることに変わりはないため、発言の撤回やサポーターへの謝罪は一切考えていない。

 今月5日に開設したインスタグラムでは、美人に見える謎の機能を駆使して女子力高めの写真をアップしまくっているが、実の姿はリアリスト。居酒屋で酔っ払った際には「日本人でよかった~」と叫ぶ人々に対して「なまけてるんじゃねぇ!」とダメ出しすることもあったという。

 今回の炎上ツイートについても、上西氏本人の説明によれば「もともと私はドルトムントの大ファン。蓮舫さんが熱狂的なドルトファンだから、言わなかっただけで私の方が詳しい。好きな選手はゲッツェ(MF)で…(中略)」と語れるほどのサッカー通で、試合を楽しみにしていたのに拍子抜けに終わり、衝動的にツイートしてしまったという。

 決定打になった「サッカーの応援しているだけのくせに――」の暴言については、サポーターの批判にヒートアップしていた部分もあるが、同時にある人物の顔も思い浮かんだという。

「安倍晋三首相です。都議選の応援演説でデモ隊相手に『こんな人たちに…』と言い放ち、大反響を巻き起こしましたよね。ギャグではなく、あの時のイメージが彼女にあったようなんです。あれをまねてしまったのかもしれません」(上西氏を知る関係者)

 一方で、上西氏はサッカー観戦やそれに付随する感想は「プライベートの時のもの」という考えで、それが思わぬ波紋を広げていることに「なぜこんなに騒がれているのか」と、今も首をかしげているという。

 この“鈍感力”こそが、他の政治家にはない最大の武器なのかもしれない。