俳優・渡辺謙(57)が15日、都内で会見を行い、3月に「週刊文春」で報じられた30代の元クラブホステスとの不倫について「おおむね事実です」と認めた上で、謝罪した。一方で妻で女優の南果歩(53)との離婚については否定した。
不倫騒動から4か月。渡辺は「この春、出ました記事に関しましては、おおむね事実でございます。このたびは私の軽率な、ふがいない行動が、今までたくさん応援してくださった方々にご心配をおかけしてしまったこと、また僕に仕事を託してくださった関係各位の皆様にも本当に多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことを、この場をお借りして、本当に申し訳なく思っております。おわび申し上げたいと思います」と頭を下げた。
女性とは報道が出た後に話し合い、別れたという。慰謝料などは発生していないとのことだ。
南に対しても「何よりも妻には本当に苦しい、悲しい思いをさせてしまったことは申し訳なく思ってますし、キチンと謝罪をして、ことがことなので少し時間をかけながら、ゆっくりと軌道修正を図っているところでございます」とカメラを通して謝罪した。
話し合いの中で「こんなことであなたが築いてきたというか、積み重ねてきた物が消えるわけはないから頑張ってね」と言われたことが、今も胸に残っているという。
南は昨年3月に乳がんの手術を受けており、闘病中にも不倫していたということになる。「(言い訳は)ひと言もありません。申し訳ないということです。僕も今までいろいろありましたけど、そういう中でも心の揺れみたいなものが、自分で制御できなかったりとか、そういうことかもしれません。自分の中でもまだ整理できていません」
現在は南が暮らす家には戻っていないが、現時点で離婚に関しては「今のところでは、そういう話にはなっていません」。だからといって完全に許しを得たわけでもないのだが「結婚生活を続行? そうあったらいいなというふうには思っております。キチンと割り切れるものではないので、そのへんが時間がかかるのかなと思います」と明かした。
渡辺は近日中に渡米してハリウッド映画「GODZILLA ゴジラ」続編の撮影に臨み、秋からは来年放送のNHK大河ドラマ「西郷どん」の現場に入る。女性リポーターから「世界のケン・ワタナベも、普通の男性と同じなんだなと思ってしまったんですけど」と問われると、「おっしゃる通りです」と答えるしかなかった。