“ハリウッドの問題児”米俳優シャイア・ラブーフ(31)が、公の場で泥酔し迷惑行為をしたとして、また逮捕された。おまけに、連行された警察署で人種差別発言はするわ、卑猥な言葉を連発するわの大醜態をさらす始末。その一部始終が署内の防犯カメラに収められていた。米国では多くの地域で、公の場で酩酊すること自体が処罰の対象となる。

 シャイアは8日未明、ジョージア州サバナのマルシェと呼ばれる市場で酔っ払い、大声を上げるなど迷惑行為を続けたとして、駆け付けた警察官に現行犯逮捕された。

 連行されたサバナ署で指紋を取られている最中、黒人警官を見つけるやシャイアは「お前は真っすぐ地獄行きだ」と吐き捨てると、今度は「オレが白人だから黒人警官の野郎がオレを捕まえたんだろ」と八つ当たり。白人警官に対しては「お前の嫁はAV見て、黒人のち○こを欲しがってるんだぜ。お前、恥ずかしいだろ」などと暴言を吐いた。

 その様子を撮影した防犯カメラの映像を米芸能サイト・TMZが入手し、公開。ひどすぎるシャイアの言葉の暴力に批判が集中した。

 翌日、釈放されたシャイアは、さすがに猛省。12日、今回の逮捕を巡る全ての行為についてツイッターでこんな謝罪文を発表した。

「今回、自分のやったことを深く恥じて反省しています。言い訳の言葉もありません…関わられた警察の方々には心からのおわびを申し上げ、その忍耐力に敬服します」としおらしくツイートした。

 映画「トランスフォーマー」シリーズで大ブレークしたシャイアだが、21歳だった2007年にシカゴのコンビニに不法侵入したとして逮捕されて以来、飲酒運転や酩酊行為などで、今回を含め、これまで4度逮捕されている。

 シャイアは映画「ピーナツ・バター・ファルコン」(原題)のロケのため、サバナに滞在中で、10日には撮影現場に姿を現した。同作はアドベンチャー映画で、主演のシャイアは「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の米女優ダコタ・ジョンソン(27)と共演する。