全米震撼・オンラインの問題作「死のゲーム」 エンディング迎えると50日目に「自殺」

2017年07月16日 11時00分

 とんでもない“デス・ゲーム”が、米国中の年頃の子を持つ親たちを震え上がらせている。そのゲームを始めると50日目にエンディングを迎え、プレーヤーは「自殺する」という恐ろしいものだ。多くの10代の若者たちがこのゲームにハマり、これまでに少年少女2人が首をつって自らの命を絶ったと報じられ、学校や警察が保護者に注意を呼びかけている。

 

 問題のオンラインゲームは「ブルーホエール・チャレンジ」と呼ばれ、ネット上で広まったとされる。数年前から存在していたといわれ、今年になってロシアを中心に広がったが、主催者の正体など、詳しい実態は分かっていない。

 

 だが、ネットなどの情報によると、参加者にはホラー映画を見たり、屋根の上など危険な場所に行ったり、自分の体に刃物でクジラの絵を刻んだりする「課題」が与えられるという。

 

 その課題を一つずつクリアし、参加者はその証拠画像をフェイスブックやツイッターなどSNSに投稿。究極の課題は、最初のチャレンジから50日目に出される。それは「自殺すること」というもので、まさにデスゲーム。「ブルーホエール」はシロナガスクジラの英語名で、時に自らおかに上がって死を迎えることから、ゲーム名の由来ともいわれる。

 

 実際にパソコンを使って「bluewhalechallenge」というワードをネット検索すると、ツイッターやインスタグラムには自分の腕を刃物で刻み、血でクジラの絵柄を描いた画像や、崖の上に立つ少年、自殺を模した動画など、思わず目を背けたくなるような無数の投稿がヒットする。ゲームをやって課題をこなしているティーンエージャーたちが本当にいるのだ。

 

 そんな中、8日には、テキサス州の自宅で15歳の少年が首をつって自殺するという悲劇が起きた。近くにスマホが置かれていたのは、少年が自分の自殺の瞬間を撮影しようとしたからとみられる。少年の父親は「自殺はこのゲームが原因だ」として、地元テレビ局を通じ「子供のネットでの行動に目を配ってほしい」と悲痛な表情を浮かべ、親たちに訴えた。

 

 そして10日に、今度は「ジョージア州で16歳の少女がゲームをした結果、自殺した」と米CBSニュースなどが伝えた。

 

 それでもツイッターには「ゲームの主催者を探してるんだけど、誰か知ってる?」「どうやって参加できるの?」など、ゲームの情報を求めるティーンと思われる若者の多くの書き込みであふれている。

 

 その一方「おいみんな、もしブルーホエール・チャレンジってゲームのことを聞いても絶対やっちゃダメ」「こんなゲームはやめさせないと。自殺を促すゲームなんて絶対許されない」など、思いとどまるよう呼びかけるツイートも存在する。

 

 米民間団体「行方不明者および搾取された子供たちのためのセンター」は、ゲームの存在を把握しているとした上で、参加者が自殺に追い込まれたり、課題をクリアするために脅されたりしたケースはまだないとしている。

 

 ただ、今後の注意は必要で、学校関係者や保護者らには「ネット上での知らない相手との付き合い方」を子供たちと話し合うよう助言。また、子供の行動が気になったら、ささいなことでも警察に相談するよう求めている。

 

 世界的な流行を懸念してか、インスタグラムでは「blue――」のワードを検索すると「自傷行為や死に繋がる行動を助長するものである傾向があります。サポートが必要な場合は、ご相談ください」と注意喚起している。