タレントの坂上忍(50)が4日、MCを務めるフジテレビ系「バイキング」に出演し、安倍晋三首相(62)の都議選応援演説の発言を擁護した菅義偉官房長官(68)の姿勢を疑問視した。

 番組では小池百合子都知事(64)が代表を務める「都民ファーストの会」が圧勝した東京都議選を特集。大敗を喫した自民党の敗因などを討論した。

 その中で、安倍首相が都議選の応援演説中に浴びせられた“安倍退陣コール”を受けて「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言したことが取り上げられた。これに坂上は「立場のある人間こそ、反対意見やヤジが飛んだとして、まともに相手しちゃったらその時点で負け。まともにケンカしちゃったのにびっくりした」とコメント。

 さらに首相の発言を「全く問題ない」「極めて常識的」「民主主義国家だから発言は自由」と擁護した菅官房長官に対しては「官房長官が大変な役職なのは分かるけど、あまりにも守り方がね…。」とその姿勢を疑問視。続けて「(安倍首相に)発言の自由はあるけど、一般人にも発言の自由がある。(安倍首相は)国の最高権力者ですよ。これ同じなんですかと聞きたい。だって重み、圧力が全然違いますよ」と強い口調で語った。