タイ・バンコクを拠点にする「BNK48」に、7月2日に完全移籍するAKB48の伊豆田莉奈(21)が29日、東京・秋葉原の専用劇場で、AKBメンバーとして最後の劇場公演に出演した。

 伊豆田は「私の夢は、BNKをAKBを超えるグループにすること。メンバーを見てるとすごく頑張っていて、キラキラしていて、すでにたくさん刺激をもらっています。不安がないと言ったらウソになるけど、送り出してもらったからには、ファンのみなさんのためにも頑張りたい」と決意を語った。

 公演後、伊豆田は「ジャパン・エキスポなどでタイに行きましたけど、ファンの方が『かわいい、かわいい』と言ってくれて、勘違いしたほど(笑い)。BNKの活動として行った時も、日本に帰りたくなかったぐらい」とすっかりハマった様子。さらに「タイの文化を日本のファンの方は知る機会が少ないと思う。海外にもグループがあることを知ってもらえる存在になりたい。どんどんBNK48を広めていきたい」と誓った。

 伊豆田に期待されるのは、インドネシア・ジャカルタを拠点にする「JKT48」で昨年まで活動した仲川遥香(25)のような大ブレークだ。「仲川は2012年にAKBからJKTに移籍。現地でタレントとしてもバラエティー番組に多数出演し、20社以上のCMに出演するなど国民的な人気を獲得した。伊豆田も物おじせずにコミュニケーションを取れるし、海外向きな性格をしている。『仲川のように成功してほしい』と期待されている」(AKB関係者)

 仲川は昨年、グループを卒業しタレントとしてソロ活動中。いまや130万人に迫るツイッターのフォロワー数を誇り、「ツイッターで影響力がある世界の女性15人」で堂々の7位にランクインしたこともある。

 伊豆田も異国の地で、仲川のような活躍ができるか?