北野武監督 毒舌連発に会場大爆笑もカトリーヌ・ドヌーヴあぜん

2017年06月23日 16時30分

カトリーヌ・ドヌーヴ(左)とともに壇上に立つ北野武監督

 今年で25回目を迎える「フランス映画祭2017」が22日、都内で開幕し、親善大使を務める本紙客員編集長の北野武監督(70)がオープニングセレモニーに出席した。壇上にはフランスを代表する大女優カトリーヌ・ドヌーヴ(73)や、映画「エル」で今年、米アカデミー賞にもノミネートされた女優イザベル・ユペール(64)、さらに「氷の微笑」で知られるポール・バーホーベン監督(78)ら大物映画人がずらりと並ぶなか登場した北野監督は「遅れましてすみません、安倍晋三です!」とあいさつして会場は大爆笑となった。

 北野監督はさらに「いま加計学園の問題で『絶対おカネもらってない』って言って逃げてきたんですけども、会場を間違えて豊洲の方へ行ってしまいまして。そこでベンゼンが出たっていうんで、築地へ移動したら、また違うっていうことで、やっとたどりつきました」としゃべりまくった。たけし流の毒舌トークに会場を埋め尽くした日本人の観客は大喜び。さらに壇上のドヌーヴらのために通訳がフランス語に訳したが、もちろん加計学園など意味が分かるわけがない。通訳の言葉を聞いたドヌーヴらは、不思議そうな表情を浮かべるのみだった。

 これには北野監督も「まずい」と思ったのか、その後は一転してマジメなトークを展開。

「フランス映画といえばジャン・ギャバンから始まって、セルジュ・ゲーンズブールとジェーン・バーキンの『ガラスの墓標』や、イザベル(ユペール)さんの映画、そして大女優カトリーヌ・ドヌーヴさんの『昼顔』や『シェルブールの雨傘』など、本当に影響を受けています。大女優や大監督が揃って25回目を迎えたことは、本当におめでたいことですし、私もこの壇上であいさつをさせてもらうことは非常に光栄に思っています。ありがとうございました」

 このあいさつにはドヌーヴも、先ほどとはまったく違う笑顔を見せていた。