4月12日に死去した歌手のペギー葉山さん(享年83)のお別れの会が22日、東京・帝国ホテルで行われ、参列した歌手らが取材に応じた。

 演歌歌手の大月みやこ(71)は「今年2月にキングレコードのコンサートで一緒になって、舞台でスキップされたり、歌ったりととっても楽しそうだったのでビックリしました」と突然の訃報を悲しんだ。4月の春の叙勲受章でペギーさんと同じ旭日小綬章を受章したばかりとあって、「ご報告したかったが伝えられずに残念。でも喜んでくれると思う」と語った。

 歌手の水前寺清子(71)も「いろいろなことで勉強させていただいた」と振り返り「やさしい方であり、物事をはっきりおっしゃる方でした。『言いたいことがあるなら言いなさい。聞いてあげるから』と言われたこともある。そんな分け隔てないところが一番ステキでしたね」と故人の人柄をしのんだ。

 歌手の由紀さおり(68)は共演する予定だった5月のコンサートを楽しみにしていたが、それがかなわず、黒柳徹子(83)とペギーさんの代表曲「ドレミの歌」を歌った。ペギーさんのプロ魂に学んだことも多いという。

「1年前にも『ノドを冷やしちゃダメ』と常にタートルネックかスカーフをすることを教えられました。だからこそ生涯現役だった。私もそれを目指したいと思います」

 お別れの会には、安倍晋三首相(62)や小池百合子都知事(64)からの弔電も届いた。