人気アイドルグループ「AKB48」の49枚目のシングルを歌う選抜メンバーを決める「第9回AKB48選抜総選挙」の開票イベント(17日、沖縄県内)で、“最後の総選挙”と明言していたAKB48・渡辺麻友(23)が2位に入り、壇上で同グループからの年内卒業を発表した。

 渡辺は第1回から4位、5位、5位、2位、3位、1位、3位、2位とすべて神7入り。「皆さんのおかげで、神7、ベスト5に入れていただき、感謝してもしきれません」と頭を下げた。

 2度目の女王を逃したことについては「悔しいと言えばうそになります」と率直な心境を吐露。ひと呼吸置いた後に涙を浮かべながら「皆さんにお伝えしたいことがあります」と切り出し「私、渡辺麻友はAKB48を卒業します」と宣言した。

「AKB48のメンバーとして、やり残したことはありません」と言い切ると、今後については明言しなかったが「12歳で加入してAKB48が大好きで、今年は10年目の区切り。23歳になりました。たくさんのことを経験し、学ばせていただいた。外の世界へ出て、新しい世界で一から出直したい」。夢である女優業への転身が予想される。

「ここ2〜3年ぐらい考えていて、ずっと迷いに迷って、決断しました」と明かした渡辺。「後輩たちの頼もしいスピーチを聞いて、この子たちにAKBの将来を託したいなと思いました。感謝の気持ちでいっぱい。今年いっぱいということで、残り少ないAKBの使命を果たしたいと思います」と誓った。