台湾で大人気の女優・田中千絵(35)が16日、都内で行われた「2017 TAIWAN EXCELLENCE in Tokyo」(中華民国経済部国際貿易局主催)の記者会見に出席した。

 田中は有名メークアップアーティストのトニー田中の娘で、10年前に台湾に渡って中国語を学び、人気女優に上り詰めた。現在は月9ドラマ「貴族探偵」(フジテレビ系)に出演するなど、日本でも活躍中で、“逆輸入ブレーク”したディーン・フジオカ(36)や大谷亮平(36)と同じ所属事務所とあって“女ディーン”の異名をとる。

 月イチで帰国してはいるものの、台湾を離れると「日本食よりルーロー飯(豚肉かけご飯)が恋しくなる」というほど“第二の故郷”に慣れ親しんでいる田中は「普段、日本語の芝居やインタビューはほぼないので、日本語を忘れてしまう。だから、日本の方が緊張する」とこの日も表情が硬かった。

 堀越高校出身で、安達祐実(35)、中村勘九郎(35)らと同級生。SNSでつながり、日常的に交流しているという。

「憧れは宮沢りえさん。機会があれば共演させていただきたい」と目を輝かせた。

 17日朝には台湾に戻るが、この日のイベント後にトニーと食事し、父の日を祝う。田中は「毎年、父の日には贈り物をする。家族団らんは私にとってかけがえのないもの。父は本当は日本に残ってほしいみたいだけど」と苦笑した。

 台湾ブランドの製品が展示される同イベントは、東京・千代田区丸の内の「KITTE」で18日まで開催。田中は「台湾を中心にコツコツ頑張ったことが認められてうれしい。今後も台湾を拠点に、アジアの作品に挑戦する。チャンスがあれば日本の作品にも出演したい」と夢を語った。