クレイジーケンバンド(CKB)の横山剣(56)、俳優・伊原剛志(53)、中野英雄(52)らが15日、都内で行われた映画「イイネ!イイネ!イイネ!」の上映会に出席した。

 同映画は横山が本人役で主演し、CKBメンバーが全員出演。中野がマネジャー役、伊原はヤクザ役で、横浜・本牧育ちの幼なじみ3人の友情を描いたストーリーだ。

 本人役とはいえ、横山の演技は珍しいとあって、伊原は「歌手としては何十年もやっているんですけど、役者としては本当にフレッシュでしたね。新鮮でした。ブドウのような」と妙にうれしそうに話した。横山との共演シーンが多かった中野は「(横山は)セリフを言った後に、すぐ僕を見るんです。すごく不安げな顔で」と“暴露”した。

 2人の証言によると、横山は演技に自信がない様子だが、音楽となると話は別だ。この日はCKBがライブを行い、「今日はちょっと雰囲気が違うね。もう少し(会場の空気が)柔らかいほうがいいね。アッチは硬い方がいいけど」などとファンを前に軽口を叩いた。

 ライブには同映画にも出演している山口智充(48)がサプライズで登場。ヒット曲「タイガー&ドラゴン」をCKBと一緒に披露した。

 山口は「気持ち良かったです。(横山とは)仲良くさせていただいているんですけど、どこでスパーンと合ったかというと、下ネタが合うってことですね」とニヤリ。

 フォトセッションでは映画のタイトルにちなんで、全員が手で「いいねポーズ」を作った。これまでヤクザ役が多い中野は「大丈夫、これ」と笑いながら、「いいねポーズ」が「銃のポーズ」に間違われないか心配した。

 同映画は24日から全国公開される。