【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】明石家さんま(61)の若かりしころの話。誰もいないはずの自宅に帰りベッドを見ると、白い服を着た女が「おかえり」と話しかけてきたという。直感的に幽霊だと感じたが、実はファンの女性が自宅に侵入していた。芸能界にはそんな話がたくさんある。

 ナインティナインの岡村隆史(46)が東京に進出したころ、オートロックつきのマンションに住んでいた。夜中、玄関のカギをしめずにいたら、ピンポンと鳴ったと思うやいなや、ドアが開き、急に誰かが入って来た。

「『うわぁ、入って来よった』って思って。恐る恐る出てったら、女の子2人が立って、ワイン持ってて『今から飲みませんか?』って。『アカン、アカン!』って言うて。ガチャッて閉めたことあんねん」と振り返った。

 陣内智則(43)はデビューして間もないころ、家賃4万5000円のアパートに住んでいた。ラジオ番組で「部屋の鍵が壊れているので鍵をかけていないんですよ~」と口にしたところ、数日後の朝、部屋にあったワープロのキーを「カタカタカタ」と叩く音で目を覚ますと、女子高生が部屋に入ってワープロを打っていた。彼女が当たり前のように「おはようございます」とあいさつしたので、陣内が「何してんの?」と返すと「ラジオで聞いてファンなので来ました」と答えたという。「あかんで~、来たらあかんで~」と諭すと、彼女は出て行った。それが5日間も続いたが、6日目にはなぜか来なかったという。あれはなんだったのかと、陣内は今でも気になっている。

 仕事場にもヤバいやつは現れる。ケンドーコバヤシ(44)によると、大阪のコミュニティーFM局で、お笑いコンビのダイアンが出演していると、番組が終わった途端「お前ら、なんで俺の部屋に盗聴器を仕掛けんのや!」とスタジオに不審者が飛び込んで来たという。

「お前ら、どういうつもりや! なんでラジオに流すんや!? お前らが言っていることは俺が部屋で一人で言っていることやないか」とキレた。

 ダイアンの津田篤宏(41)は不審者に「お前の目的はなんや!」と胸ぐらをつかまれ、ビビってしまい「僕の目標は日本一の漫才師になることです」と、つい人生の目標を言ってしまったという。

☆プロフィル=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳の時にラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。