英国出身の人気女優ミーシャ・バートン(31)の元恋人が2人の性行為をビデオで隠し撮りしてアダルトサイトに売りに出していたとして、ミーシャがビデオの販売禁止などを求めてロサンゼルスの裁判所に提訴した裁判で5日(米国時間)、ミーシャ側が勝訴を宣言した。米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)が報じた。

 ミーシャの元恋人ジョン・ザカリアスが、交際中の2人の性行為やミーシャが裸でシャワーを浴びているところを彼女に気づかれないようにひそかにビデオで撮影して、50万ドル(約5500万円)でサイトに売ろうとしていたという。

 ミーシャは裁判で「リベンジポルノの被害を受けた」と主張していた。

 5日に行われた裁判で、ジョンはミーシャを撮影したビデオや写真を彼女に引き渡すことで合意したという。さらにミーシャは、ジョンが100ヤード(約90メートル)以内に接近するのを永久に禁止する接近禁止命令も勝ち取った。

 ミーシャの代理人リサ・ブルーム弁護士は裁判所の前でミーシャの手を取り高く掲げる写真をツイッターに投稿して「ミーシャ・バートンと今日勝訴」「露骨な映像の配給は退けられ、元カレは永久に100ヤード以内に接近禁止」とつぶやいた。また「この裁判の勝利は彼女だけのものではなく、すべての女性や少女のためのもの」とコメントした。

 ミーシャは米人気TVシリーズ「The O.C.」のヒロイン、マリッサ・クーパー役でブレークして映画「ノッティングヒルの恋人」など数多くの映画やテレビドラマに出演している。私生活では2007年に飲酒及び無免許運転で逮捕されるなどスキャンダルも多い。今年1月にはハリウッドの自宅のベランダで支離滅裂なことを叫んで暴れ、近所の住民が通報して警官が駆けつける騒ぎを起こした。その際、本人はパーティーで飲み物にドラッグを混入されたと被害を訴えていた。