おネエタレントのはるな愛(44)が8日、自身が経営する東京・三軒茶屋のお好み焼き店「大三」で、飲食店経営のノウハウを伝授するプロジェクト「選ばれる店になる! 繁盛飲食店アカデミー」の記者発表イベントを行った。

 はるなは冒頭、「飲食店を始めたい、人を喜ばせたい、経営に行き詰まっている、そういう人たちに心の奥にグッとくるような講座がしたい」とあいさつ。今後、特別講師として同プロジェクトに参加し、ホームページ上に「集客アップ、売り上げアップ、リピーター獲得」を目指す無料動画を公開する。

 すっかり敏腕経営者となったはるなの視線は、2020年の東京五輪に向いている。東京五輪では世界中のLGBT(性的少数者)も日本に集結するが、はるなはこれを商機と踏んで、旅館業への進出を宣言した。

「一般客もLGBTも利用しやすい旅館を作りたいんです。男同士でラブラブしてるときに、突然おかみさんが部屋に入ってきて気まずいでしょ!? みんなが気兼ねなく泊まれる旅館を作りたい」

 さらには企業と協力し、20年までにLGBTが出演するショー劇場を作る計画もあるという。

 さらにはるなが見据える本丸は東京五輪開会式だ。

「東京五輪は日本のLGBTへの認識が国際化する第一歩。だから、開会式でLGBTのパフォーマンスがあってもいいと思うんです。私が東京五輪の“LGBT大使”として、世界をあっと驚かせるショーを開会式で披露したい」

 このアイデアは、東京五輪組織委員会顧問を務める女優・泉ピン子(69)にも提案済み。「ピン子さんには笑って却下されちゃった」と言うが、その目は本気。果たしてLGBT大使就任は実現するか?