日本を代表する4人組ロックバンド「L’Arc~en~Ciel」(ラルクアンシエル)が「年内にも所属事務所から独立する意向で、最悪の場合解散する」と本紙4月19日付1面で報じた件に動きがあった。8日発売の週刊新潮が続報した。

 同誌は「解散・独立について抜き差しならぬ状態にあるのは事実」と報道。ラルクの所属事務所が、ボーカルのhyde(48)ら4人のメンバーのギャラを低めに抑え、その分をプールした莫大なカネで不動産を取得しているなどとした。

 本紙と新潮で共通しているのは、事務所側がメンバーに対して支払ったギャラの額が適正ではないという指摘だ。

「事務所の子細な錬金術は、メンバーたちも知らなかった。ラルクは事務所と25年にもわたり契約を結んでいるが、バンド活動の収益が“不正”に流れているようであれば、契約を終了して独立し自分たちで金銭管理をしていった方が賢明との考えを強めるはず。水面下で進んでいた独立の話が加速する可能性も出てくる」(レコード会社関係者)

 似たような問題では、昨年いっぱいで解散した元SMAPの中居正広(44)らが所属のジャニーズ事務所から独立するか耳目を集めている。

「このままでは、SMAPよりラルクの独立問題の方が先にはじけるかもしれない」とワイドショー関係者。

 hydeは先月21日、自身のインスタグラムに「ドエルが本当に可愛くて笑える。こいつらのために、僕がラルクを続けるのは大した問題じゃない」と記した。「ドエル」とはラルクファンの俗称で、本紙報道を受けて気をもむファンを気遣ったコメントのようだ。事態は風雲急を告げている。