“岡山の奇跡”と呼ばれる女優・桜井日奈子(20)が7日、都内で行われた映画「トランスフォーマー 最後の騎士王」(マイケル・ベイ監督)のイベントに登場し、アフレコを披露した。

 桜井が日本語吹替版の声優に初挑戦する同作は、シリーズ累計で世界興行収入約4200億円の大ヒットハリウッド映画最終章。同シリーズの大ファンだという桜井は、並み居る声優に交じってオーディションに参加し、ベイ監督直々の指名でヒロインのイザベラ役を勝ち取った。

 桜井は「世界中にファンがいる大作に参加できて、身に余りすぎるほどの光栄で、身震いしています」とはにかんだ。

 アフレコは初体験とあって戸惑うこともあったが「お兄ちゃんにアドバイスをもらいました」と意外な人物の助言を明かした。「すがるくらいの思いでどうしたらいいか相談したら『ちょっとオーバーにやってみたら?』とか的確なアドバイスがきて驚きました。お兄ちゃんは素人なんですけど(笑い)」とニッコリ。

 この日のイベントでは、作品にちなんで「身の回りでトランスフォームしてほしいものは?」と質問された桜井は、数か月前に購入したものの3日坊主でやめてしまったというトランポリンの存在も告白。「どうしてもやりたくなって買ったんですけど…。自転車にトランスフォームしてくれないかな」と報道陣を笑わせた。

 今後女優として挑戦したいことを問われると「殺陣ができる役に挑戦したい」とキッパリ。「ハリウッドで女優としても?」と司会者に突っ込まれると、困ったような笑みを浮かべる一幕もあった。

 そして最後は「新キャラもたくさん登場して、大活躍します。(桜井演じる)イザベラにも注目してほしい」と来場を呼びかけた。

 同作の日本公開は8月4日。