「松方弘樹さんを偲ぶ会」(6日、東京・港区の東京プリンスホテル)に出席したビートたけし(70)は「早いね」と話すと、映画スターだった松方さんが「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ系)に出演した当時を振り返り「銀幕のスターがバラエティーに出るのはあり得ないことなんだけど、こっちからお願いして出てもらって、面白い番組を作らせてもらったし、いろんな遊びも教えてもらった。悔しいというか寂しいという気持ち」と語った。

 松方さんの豪快なエピソードを問われると「2人で飲み屋のお酒を全部飲んだ。お酒を7升飲んだ後、近くのスナックでウオッカを2本飲んだけど、平気そうな顔をして帰っていった」と明かした。

 最後にお別れの言葉を求められ「面白かったね。だけど最後の最後でちょっとつまんねえな。最後まで楽しくやりたかったけどしょうがねえや。幸せな人だったと思いますよ。人間いつか死ぬけど、もうちょっとカジキマグロを釣って酒飲んで笑ってる姿をもう1、2年でも見せてほしかった。でもそれはぜいたくなのかもしれないね」と故人をしのんだ。