女優・戸田菜穂(43)が5日、都内で行われた映画「ラスト・プリンセス―大韓帝国最後の皇女―」(24日公開)のプレミア試写会舞台あいさつに出席した。

 映画は実在の皇女・徳恵翁主の波乱の人生を、フィクションを交えて描き、韓国で動員560万人を超える大ヒットを記録した。日本から参加した戸田は「日韓共作ではなく、私1人だけ日本から参加だったので、最初は“本番”の韓国語も分からなかった。それだけは助監督にお願いして、日本語で言ってもらってました」と撮影時の苦労を振り返った。

 メガホンを取ったホ・ジノ監督(53)は「戸田さんはとてもお美しい方。人柄的にも優しく、スタッフや共演者からも愛されてました。短い撮影の時でも情熱的に臨んでくださって、その全てがよかった」と絶賛。これに戸田は「カムサハムニダ」と照れ笑いを浮かべながら答え「監督はいつも優しい笑顔で見守ってくださる。その安心感の中で撮影に臨むことができました」と笑顔で語った。

 舞台あいさつの最後に戸田は「時代に翻弄された人たちの思いが伝わると思うので、感動を持ち帰っていただけたらと思います」と笑顔で観客に呼びかけた。