元サッカー日本代表の中田英寿氏(40)が5日、都内で行われた「SAKE COMPETITION 2017」表彰式に出席した。

 今回で6回目となる同賞は、おいしい日本酒を決める世界最大級のイベント。出品した蔵の数は約450蔵、日本酒の総出品数は1730点で、そこから各部門の1位を決める。

 全国の蔵を巡るなど日本酒好きで知られる中田氏は、ゲストプレゼンターとして登場。日本酒をワインと同じくらい有名にしたいという自身の目標にどれくらい近づいたかとの問いに「まだまだ遠いと思います」と首を横に振る。

 それでも「日本でも20年くらい前までは和食屋さんやおすし屋さんでワインは出なかったけど、今では当たり前になった。日本酒も、イタリアンでもフレンチに行っても飲まれるにはまだ時間がかかると思うが、できることじゃないかと思います」と笑顔で語った。

 高級で、海外への輸出向けの日本酒を表彰するスーパープレミアム部門では、中田氏の地元である山梨県の蔵の「七賢 純米大吟醸」が1位に選ばれた。

 中田氏は「山梨はワイン文化がたくさんあって素晴らしいけど、日本酒の蔵が(同賞に)入ってくることはなかった。誇らしい」と故郷の快挙に目尻を下げた。