タレントでシンガー・ソングライターの泰葉(56)が2日、東京・千代田区の帝国ホテルで会見を開き、元夫で落語家の春風亭小朝(62)とタレントの和田アキ子(67)をそれぞれ民事提訴する意向を表明したことに関し“炎上商法説”を否定した。

 泰葉は4月から自身のブログで、離婚する2007年までの間に小朝から虐待されていたと“告発”。この日の会見では、小朝だけでなく、ラジオで泰葉の行動に否定的なコメントをした和田も提訴する予定を明かした。

 何かとお騒がせだが、泰葉の一連の動きには“炎上商法説”が指摘されている。9月20日に、自身の代表曲「フライディ・チャイナタウン」をセルフカバーしたアルバムをリリースするからだ。

 泰葉は「そう(宣伝だと)思われたくないので裁判する。司法を宣伝に利用できない」と力を込める。

 そもそも提訴を決意したきっかけの一つは、知人のひと言だったという。4月に、小朝の“虐待”を知人に話したところ「『それは犯罪』と真っ青な顔で言われた」。このひと言に衝撃を受けたそうで、「すべての扉が開いた」と自身の胸中を表現した。

 5月のライブではハイテンションだったが、この日の会見では終始落ち着いていた。唯一、涙ぐんだのは家族に触れた時。家族との連絡は「一切ない」と断っているという。

 泰葉はこの日、薄紫色の着物で登場。会見には70人ほどの報道陣が駆けつけ、質問が途切れるまで約1時間話した。

 会見を開いた帝国ホテルの宴会場「桜の間」は、金びょうぶをバックに小朝との離婚会見を開いた場でもある。