デーモン閣下(10万54歳)が1日、都内でライブを行い、高市早苗総務大臣が来場した。

 デーモン閣下は、総務省による電波利用環境保護活動の今年度イメージキャラクターで、この日は「電波の日」だ。そこでデーモン閣下の大ファンである高市総務相が国会から駆けつけ、一緒に会見を行った。

 不法電波防止のポスター等に起用されているデーモン閣下は「我輩は悪魔なので、あまりいいことを周知させるには適していない場合が多いと思われるので、どうしたもんかなと一瞬は思ったのだが、面白そうだからやってみるかと。就任することになって、面白そうだからやってみるだけではいけなくて、中身もちゃんとどういうことをメッセージとして伝える役所なのかということを、ここにきて学び始めているところで、意外とそういうところはマジメだぞということかな」と語った。

 数々の候補の中から「電波の戒律(ルール)を遵守せよ」がキャッチコピーになっているデーモン閣下のポスターを選んだ高市総務相は「このド迫力。上から目線で命令されても、閣下に言われたら逆らえない。これがいいと決めさせていただいた次第でございます」と説明した。

 高市総務相は学生時代、ヘビメタバンドを組んでドラムを叩いていたそうで、プロを目指していた時期もあったという。

「私は中途半端な実力でしたので、音楽がなによりも好きだったんですけど、とてもプロにはなれないということで、途中から路線変更したんですが、(デーモン閣下は)ほぼ同じような時期に大学のサークルからデビューされたということで、すごくうらやましく思っていた」と告白。

 デーモン閣下は「(この日のライブで)本当は舞台に上がっていただいてドラムを一発叩いてもらおうかぐらいのことはたくらんでいた」と明かしたが、「私が辞退したんですよ。お金払ってくれるお客様に失礼だと。謙虚でしょ」と高市総務相。もっとも次回は一緒に演奏することを約束した。