上方落語協会の桂文枝会長(73)が31日、大阪市内で「繁昌亭 火曜の朝席」の記者発表会見に登場した。

 朝席は現在、主に土日に開かれているが、8月からは同協会主催で、定席として火曜日に開催されることになった。「地域の皆さんに『朝行くとこがないなぁ』という時に、ぜひ朝席に来てもらって落語の楽しさを味わっていただきたい」

 火曜日開催になったことに深い意味はないそうだが「皆さんに朝席に“かよう”っていただこうと思いまして」と話すと、同席した笑福亭仁智副会長(64)は「うまいっ!」。続けて、文枝が「とりあえず火曜の朝からやってみて、次は水曜の朝…」というと、今度は仁智が「行きや“すいよう”」。すっかり、ダジャレ合戦の様相になり、文枝は「漫才やってるみたいや」と苦笑いだった。

 また、27日に塞栓性脳梗塞と診断され、大阪市内の病院に緊急入院した落語家・桂ざこば(69)について「ビックリしました。(林家)染丸さんの例(=2012に脳梗塞で入院)もあるので、リハビリをしっかりきっちりやって、元気に復帰してもらいたいと思います」と話した。

 この日は「桂枝女太の昼席三題噺」の開催も併せて発表された。客から出された3つのお題に、桂枝女太(58)が即席で落語を作って演じる。

 以前、ラジオ番組の生放送で三題噺の経験があるというが「当日にならないとお題が分からないから不安は不安。12~13分はネタをやらないといけないので、詰まったら電話するので出てくださいね」と文枝にお願いした。