秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さま(25)と婚約する国際基督教大(ICU)時代の同級生・小室圭さん(25)が17日、東京・中央区にある勤務先の法律事務所で報道陣の取材に応じた。

 午前10時、小室さんは爽やかなスーツ姿で「長時間お待たせして申し訳ありません」と報道陣に深々と頭を下げた。「おめでとうございます」と声をかけられると、緊張していた表情がほぐれて笑みが浮かんだ。

 多くの質問に「時期が参りましたら、また改めてお話しさせていただきたいと思います。申し訳ございません」と繰り返す一方で、眞子さまとこの日早朝に「行ってきます」「行ってらっしゃい」と電話で話したことを明かした。

 5分強の会見の間に「婚約の準備が進んでいる中で、今のお気持ちは?」「眞子さまのどのような人柄に引かれたのか?」「好きな言葉は?」「眞子さまと話しているときに幸せを感じますか」といった質問があったが、小室さんは質問を発する記者の目をしっかり見て「それにつきましては、申し上げる時期がきましたら、お話ししたいと思います」と繰り返し答えた。

 それでも、答えられる質問にはしっかりと対応。現在の仕事に関しては「法律事務所ではパラリーガルとして法律の事務の仕事をしております」。一部では国際弁護士を目指すという報道もある。将来のビジョンについては「今後、考えをめぐらせたいと思っております」と語った。

 たびたび登場した「申し上げるべき時期」がいつになるのか。小室さんは「いろいろと整理してから、時期になりましたら、お話しさせていただきたい」とした。

 この日は横浜市の自宅を出発して、タクシーで午前6時50分ごろに勤務先に到着。しかし、正門も裏門もまだ開いていなかったため、警察官とともに警察のワンボックスカーに乗り込み、その場を離れた。

 改めて小室さんを乗せたハイヤーが到着したのは午前8時40分ごろ。100人を超える報道陣が勤務先に詰めかけて、警備にあたる警察官が周囲に目を光らせる中、小室さんだけは笑みをたたえながら誠実に取材に対応した。

 眞子さまは、お住まいのある赤坂御用地から午前10時半ごろに特任研究員として務める東京大学総合研究博物館に車で向かった。2人の勤務先は東京駅を挟んで丸の内側(眞子さま)と八重洲側(小室さん)で徒歩10分の距離にある。