落語家の林家正蔵(54)らが15日、都内で行われた映画「家族はつらいよ2」(27日公開)のPRイベントに出席した。

 国民的映画「男はつらいよ」の山田洋次監督(85)が手がける新シリーズ。3世代の家族を中心に据え、熟年離婚、無縁社会など身近な話題をテーマに描く。

 実生活でも3世代で同居する正蔵は「毎日が戦争。母(海老名香葉子さん=83)が、嫁の作ったものに対し『この間の方がうまかったわね』と指摘すると、殺伐とした空気になる。嫁は母のためを思ってわざわざカレイの煮付けなんかを出すが、それには手をつけずに他の者に作った豚のショウガ焼きを食べる。嫁の思いが潰されることがある。僕は生きた心地がしない」と、嫁しゅうとめ問題を明かす。

 その後、司会が映画で橋爪功(75)演じる周造と混同し「若年離婚を乗り越えた正蔵さん」と言い間違えると、正蔵は「ドキッとした。シャレにならない」と冷や汗をかいた。

 さらに、山田監督が「そろそろ危ないですか」と追い打ちをかけると、蒼井優(31)も「正蔵さんのおうちって大変なんだなとよく分かった」と同情する始末。正蔵は「ぜひ今度、実写版で海老名家の食卓を見てもらえれば」とやって盛り上げた。

 イベントにはほかに吉行和子(81)、西村雅彦(56)、夏川結衣(48)、中嶋朋子(45)、妻夫木聡(36)が出席した。