世界中で目撃されるUMAや謎の生物の死体には、いつ誰が撮影したものなのか不明なものが多く存在している。

 2012年にカナダの海岸に打ち上げられたものとされるUMAの写真もその1枚だ。腐敗が進行しているのか全体は白く、頭部はほぼ白骨化している。周囲の岩などと比較するとそこそこの大きさがあるように見えるが、正確な大きさは解らない。この生物がいつ、どのような状況で発見され、最終的にどうなったのか詳細は全く不明のままとなっている。

 出展が不明であるため、この画像は個人が発見しネットに上げたものではないかとする説が出てきている。

 大抵の漂着死体は研究のために回収されたりしないかぎり、潮の満ち引きで数日もすれば再び流れていってしまうため、この死体がさほど大きくなかったならばニュースなどでに取り上げられる前に再び海へ流れていってしまい、誰も調査することができなくなってしまったのかもしれない。

 さて、この生物の死体だが、あるUMAに似ているとして注目されている。

 1970年代にに日本のトロール船「瑞洋丸」がニュージーランド沖で引き揚げた、巨大な未確認生物の死体ニューネッシーだ。

 どちらも腐敗が進行した死体だが、確かに長い首に小さな頭部、ヒレらしきものが確認できる点等が似ている。

 だが、ニューネッシーは採取されたサンプルから検出されたDNAを分析した結果、ウバザメの可能性が高いという結果が出ている。だとすると、この死体もサメのものなのだろうか?だが、サメとは頭蓋骨や歯の形状が違うという意見も存在している。果たして、この生物の正体は何なのだろうか。

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS