体験型恐竜サファリパーク「DINO SAFARI」(東京・渋谷ヒカリエ、26日~5月6日)公開ゲネプロが25日、同所で行われた。

 自立歩行恐竜型メカニカルスーツ「DINO―TRONICS」は本物そのもの。地べたに座った観客に吠えて襲ってくる全長8メートルのティラノサウルスは迫力満点だ。

 肉食恐竜が鋭い牙で狙った獲物は、テレビ東京の報道番組「WBS」で取材に来ていた相内優香アナ(31)だった。局内きってのムチムチ系女子アナは、思わず「来ないで~」とのけぞった勢いでスカートから無防備な白い太ももをあらわに。

 相内アナは「途中で作り物だということを忘れてしまいました。大人も楽しめますね」と話した。「これまで東スポさんには私のビールかけ写真などが載ってましたが、今回はどんな記事に…」と心配げだったが「(結婚など)世間を騒がす準備はありますか?」と聞かれると「ないで~す」と元気におどけた。

 相内アナをトリコにした恐竜を作ったのは、ON―ART社の金丸賀也社長(58)だ。1体につき「高級外車が2~3台買える」ほどの高額な製作費を投入。インバウンド(訪日観光客)の目玉になることが期待されて、東京都からの助成金も支給された。国内人気を確立した後は海外公演を目指す。

 アラブの石油王をはじめ30か国以上から「ぜひ買いたい」の声がひっきりなしだが、恐竜は子供の教育目的も存在する。金丸社長は「今は販売を断っている。恐竜には歌わせたり踊らせたりはさせずに、生き物として動かすことを大事にしたい」と熱く語る。

 エンジンを積んでいない恐竜は公道上では「歩行者」扱い。ルール上は警察への許可も必要ない。「丸の内や歌舞伎町などのビル街に出現させて、空間をねじまげたい」(前同)。ポケモンGO以上の狂騒を巻き起こしそうだ。