音楽チケット“ネットダフ屋”許さん! アイドル好き石破氏 法整備に動く

2017年04月22日 16時30分

立ち上がった石破氏(右)とサカナクションの山口一郎

 ネットでのチケット高額転売とダフ屋行為の抑止についての現状報告会が21日、都内の衆院議員会館で行われ、石破茂衆院議員(60)、5人組バンド「サカナクション」のボーカル・山口一郎(36)のほか、日本音楽事業者協会など4つの業界団体が出席した。

 現在、コンサート会場でのダフ屋行為は法的に取り締まることができる一方、ネットでの高額転売やダフ屋行為は法整備が進んでおらず、取り締まることができない。月間5000万円以上を稼いだネットダフ屋も現れるなど、納税回避の可能性や、売り上げが反社会勢力に流れている可能性も指摘されている。

 この日は、アイドルオタクとしても知られる石破氏が会長を務める「ライブ・エンタテインメント議員連盟」が中心となり、芸能界出身の三原じゅん子参院議員(52)、今井絵理子参院議員(33)なども出席する中、法整備に向けた現状報告が行われた。

 石破氏はネットダフ屋によって一般消費者が不利益を被っていることに「公序良俗に反する。既存の法で対応できないこともたくさんあるので、実効性のある法を作っていかなければならない」と決意表明。アーティスト代表として山口も「ファンが一番被害を受けている。何も関係ない方が、何倍、何十倍の価格で転売して利益を得ているのは許せない」と憤りを口にした。

 また、法整備に先立ち、業界団体が中心となって6月1日から「公式チケットトレードリセール」(チケトレ)のサービスをネット上で開始することを発表した。これによりチケット購入者が、体調不良や急用などで会場に行けない場合にも、公的な身分証明書があれば定価で転売できるようになる。

 しかし、チケトレの運用には課題もある。

「公式な転売の場所を設けても、高く転売できる場所があるならそちらを使う人は後を絶たない。そうならないためにも、やはりネットダフ屋を取り締まる法整備が急務」(業界関係者)

 法整備について、石破氏はスピード感を持って対処すると表明したが、警察庁や消費者庁など監督官庁は複数の省庁にまたがる。早急に法整備ができるかは石破氏の調整力にかかっていそうだ。

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