慶応義塾中等部に入学した女優・芦田愛菜(12)が18日、都内で行われた映画「バーニング・オーシャン」(21日公開)の公開直前イベントにジャーナリスト・池上彰氏(66)と出席した。

 中学入学後、初めて公の場に姿を見せた芦田。司会者から「この春、中学に入学されました」と紹介されると、観客からの拍手に「ありがとうごいます! ウフフ」とかわいらしい笑みを浮かべた。

 慶応中等部は、偏差値70を超える首都圏で最難関校の一つ。イベントでは、映画の題材となった2010年のメキシコ湾原油流出事故について、慶大出身の池上氏から解説を受け「そうなんですか!」と目をパチクリさせた。

 池上氏からとっさに「石油の単位は知ってる?」と聞かれると「バレルですか」と即答。映画の感想についても「(事故は)絶対に防げなかったことじゃなく、おかしいと思った時に何か行動すれば、何か変わったんじゃないかなと思いながら見ていました。安全というのは多分大丈夫じゃなくて、絶対大丈夫でなくちゃいけないと思いました」としっかりとコメントした。

 また、池上氏がシェール革命について解説した際には、産出されるシェールガスが頁岩(けつがん)層に含まれていることを即答。これには思わず池上氏も「よく分かりましたね。さすが!」と驚きの表情。芦田の聞き手としての姿勢に池上氏は「もっと知りたい光線を出すので、こういう生徒さんだとついついしゃべっちゃうわけですよ。素晴らしい聞き手だと思います」と絶賛した。

 芦田は退出時に報道陣から「中学校生活はいかがですか?」と声をかけられると、その場に立ち止まって「楽しいです」と笑顔でしっかり対応。最後まで周囲を感心させた。