【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】和田アキ子(67)とケータイ番号を交換すると、大変なことになる場合がある。被害者は定番の松村邦洋(49)、出川哲朗(53)、勝俣州和(52)らだけではない。最近の新たな被害者は、ナインティナインの岡村隆史(46)だ。

 岡村がロケで群馬に来ていた時のこと。ロケを終え、宿泊する旅館でケータイを見ると「着信が和田、和田、和田…ってなってる。『あっ!』て思って、留守電を恐る恐る聞いたんです」。

 4件の留守電が入っていた。「今、ヒロミと飲んでんねん。どこにおんの? おいでや…」に始まり、最後は「おい、ええかげんにせえよ。どこにおんねん!」。電話をかけると「どこにおんねん!」と怒声。岡村が群馬にいると伝えると「群馬? 来れるんちゃう?」。とにかく「来いよ!」の一点張りだった。

 岡村が「またタイミングあったら行かさせていただきます。今回はすみません」と断ると、和田は「チューせえ、そこで。ウチにチューちょうだい」と命令。岡村がためらっていると「ほら、せえの!」と畳みかけられ、渋々応じると「聞こえへん!」と怒られたという。その前には「今度会ったら、チンチン見せえよ」と言われたこともあるらしい。

 岡村は「夜の12時やったら電話に出ないんですよ。お酒にお酔いになられてる可能性もありますし。昔、本当に仕事で出れなかったときに、『どこにおんねん! コラァ!』って怒号が留守電に入ってたことがあったんで」。夜中の和田からの電話がトラウマになってしまったようだ。

 そんなやっかいな和田に連絡先を聞かれ、ごまかそうとした男がいる。有吉弘行(42)だ。

 有吉が「アッコにおまかせ!」に出ることになり、楽屋にあいさつに行ったところ、和田から「今度、飲みに行こうや!」と連絡先を聞かれた。「しまった、つかまったなって思って、『番組終わったら、すぐに持ってきます』って言ったんです」

 その後、しばらくしてカンニング竹山(46)から電話がかかってきた。

「有吉、アッコさんにウソの電話番号教えただろ? 今、アッコさんから電話がかかってきて、有吉の番号にかけたら、変な女につながって。『なんなんだ、アイツは!』ってキレてるぞ」

 すぐに有吉が誤解を解く電話をかけ無事解決、と思いきや、そううまくはいかなかった。しばらくして和田と会うと「マネジャーに『おい、有吉いるわ。アレ貸せ、アレ貸せ』って言いだしてさ。俺が番号を書いたメモ用紙をカバンから取り出して、『見てみい、証拠や!』。その紙見たら『12』を『21』って書いちゃってた。体が拒否したんだろうね。それでもちょっと怒鳴られましたけど、和解した」と有吉は振り返る。

 実は和田の怒りの矛先は有吉ではなく、同じ事務所の松村に向いたようで「もうええわ。代わりに松村、シメといたから」と捨てゼリフを残したという。

☆プロフィル=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳の時にラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。